2020年秋学期 - 未来構想ワークショップ / WORKSHOPS ON FUTURE VISION
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B6003 未来構想ワークショップ WORKSHOPS ON FUTURE VISION |
創造実践科目 Creative Courses (Practice) 2 単位 |
| 実施形態 | 完全オンライン |
| 開催日程 | 秋学期 月曜日5時限,月曜日6時限 |
| 担当教員 | 矢作 尚久(ヤハギ ナオヒサ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): B6032,B6055,X1038 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
全ての議論に参加することを前提とする。 |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | yahagin@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 | |
| 学生が利用する予定機材/ソフト等 | |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | 2 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | true |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/30 10:24:52 |
科目概要
もの・サービスがあふれる今日もの・サービスだけを提供する従来のビジネスモデルに代わり、例えばappleのSteve Jobsが創業時より追い求めた「人を幸せにする」ことを具現化するシステムとしてのビジネスモデルが要求されるようになった。また、IoTの驚くほどのスピードでの社会浸透に伴い、個益と公益がシームレスに繋がる社会システムの実現が可能となりつつある。
日本の医療現場は、個と公のバランスの取れた強固な財政基盤の上に成立し、常に最新の技術を取り入れ、個益としての最良の治療環境を提供し、世界一の長寿国という公益を実現し世界から注目されている。
医療現場では臨床医達が最良の治療環境という個益(Value)を提供しようと、日夜イノベーション思考をフル稼働させ未来への希望を提供し続けている。ただし、臨床医は常に目の前の患者が希望を託す未来とは何かを正確に理解しておく必要があり、それを突き詰めればSOL (Sanctity of Life 生命の尊厳)かQOL(Quality of Life 人生の質)かの選択に行き着く。
本授業では、理想的な未来とは何かを全てのセッションを通じての基本テーマとして討論を続け、明確な未来像を各自が描ける様にし、それを基準に現在社会の抱える課題を探し出し、それを解決しながら理想の未来を作り上げる構想を組み立てて行く。
このプロセスを通じ、問題解決に必要なスキルを身につける為に、生活・健康・医療に関連する複数の社会的プロジェクトを参考事例としながら、現実社会を自分の目で見据えた具体的な提案をしてもらう。
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
未来を構想するためにまず目前の環境の中に潜む「問題」を重要課題として捉えるために不可欠の自らの理想的な未来像を明確にした上で、「問題の発見・分析、そして解決策の立案と実行計画」の各手順を、グループワークとして取り組む。
グループワークは授業内で4回程度実施する。各グループワークは、社会の一線で活躍する方々から、現実の世界の実態を講義していただき、その内容に基づき課題を洗い出し、具体的な提案をまとめていく。
教材・参考文献
文献がある場合は、必要に応じ、授業内で指示する。
提出課題・試験・成績評価の方法など
各グループワークの発表内容に基づき評価を行う。複数回のグループワークを実施するので欠席には厳しい評価を下す。
履修上の注意
最終的に事例として、来訪・課題を提示いただく企業等については、第1回授業時に告知する。企業側の事情等により、現状の授業計画に記載した内容と異なる場合がある。初回欠席の場合は、履修を認めない。
授業計画
第1回 導入プレゼンテーション
授業の狙いや今後の進め方について学ぶ。※遅刻・欠席者は以降の受講を禁ずる。
第2回 課題提案とチームビルディング
選抜課題の内容を視野・視座・視点を明確にして発表して頂き、互いの考えを共有し、議論を通して未来志向の理解を深め最終課題設定につなげる。
第3回 ケースA【医療社会システム関連】−1 プレゼンテーション
医療社会システム関連の最新動向とソリューションに関する講義を行い、課題を提示します。
第4回 ケースA【医療社会システム関連】−2 グループディスカッション
グループ毎に、課題についてディスカッションし、翌週までに最終的な構想をまとめ、発表資料を作成する。
第5回 ケースA【医療社会システム関連】−3 プレゼンテーション・講評
各グループでディスカッションの結果に基づき、構想をまとめ、課題を発表する。
第6回 ケースB【ロボット技術関連】−1 プレゼンテーション
ロボット技術関連分野の企業にお越し頂き、最新動向やソリューションについてお話を伺い、課題を提示してもらう。
第7回 最終課題−1 個別テーマの設定とグループディスカッション
グループ内で、個別に考えてきたテーマのショートプレゼンテーションを行い、議論し、論点整理する。
第8回 ケースB【ロボット技術関連】−2 プレゼンテーション・講評
各グループでディスカッションの結果を踏まえ、構想をまとめ、課題を発表する。
第9回 ケースC【メディア関連】−1 企業プレゼンテーション
メディア関連分野の企業にお越し頂き、最新動向やソリューションについてお話を伺い、課題を提示してもらう。
第10回 最終課題−2 構想の整理
各グループは、ショートプレゼンテーションのディスカッションの結果を踏まえて、構想を整理し、発表準備を進める。
第11回 ケースD【ソーシャルビジネス関連】−1 企業プレゼンテーション
ソーシャルビジネス関連分野の企業にお越し頂き、同社の経営戦略、ビジネスソリューションの特徴や今後の展開についてお話を伺い、課題を提示してもらう。
第12回 ケースC【メディア関連】−2 プレゼンテーション・講評
各グループでディスカッションの結果に基づき、構想をまとめ、課題を発表する。
第13回 ケースD【ソーシャルビジネス関連】−2 プレゼンテーション・講評
各グループでディスカッションの結果に基づき、構想をまとめ、課題を発表する。
第14回 最終課題−2 プレゼンテーション・講評
グループ毎にディスカッションした結果に基づき、構想をまとめ、最終的なグループワークの成果を発表する。
第15回 最終課題−2 プレゼンテーション・講評
グループ毎にディスカッションした結果に基づき、構想をまとめ、最終的なグループワークの成果を発表する。
15回目に相当するその他の授業計画
最終課題に関するフィールドワークを実施することもある。