2020年秋学期 - 地域協働とフィールドワーク / REGIONAL COLLABORATION AND FIELDWORK
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X1007 地域協働とフィールドワーク REGIONAL COLLABORATION AND FIELDWORK |
特設科目 Special Seminars 2 単位 |
| 実施形態 | オンキャンパス |
| 開催日程 | 秋学期 火曜日4時限 |
| 担当教員 | 宮垣 元:坂倉 杏介(ミヤガキ ゲン:サカクラ キヨウスケ) |
| 関連科目 |
前提科目(関連): B6051,10010,C1033,40050,C1032,B6032,40040,04030,C1007,65260,30010,C1028,C1027,30220 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、実習・演習、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
欠席、遅刻早退がないことと、毎回のグループワークへの参加(必須) Attendance and participation in group work are required. |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | gen@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 | |
| 学生が利用する予定機材/ソフト等 |
ノートPC、Word/Excel/PowerPoint、画像編集ソフトなど |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | 0 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | true |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/22 16:46:02 |
科目概要
本寄付講座は、全国の社会イノベータが取り組むユニークな事例を通して、これからの地域づくりやコミュニティ活性化にむけた具体的方策、プロジェクト企画の方法を、実践的な観点から学ぶ。講義では、SFC政策研究支援機構の助成を獲得し既に実践を行うプロジェクトを紹介したり、地域にイノベーションを引き起こす実践者をゲストにお迎えしたり、さらに地域活性化事例のケース教材等を使いながら、地域づくりの可能性や課題、解決策、そのなかで大学の役割などを議論する。
対象となる学生は、実際に地域でのプロジェクト活動を計画または推進している学生、地域連携や地域協働に関心のある学生、SFC政策研究支援機構のフィールドワーク助成を既に受けている、もしくは検討している学生などとする。最終成果として、地域の問題解決につながるプロジェクト計画書を作成し、その構想を授業内で発表する。これらを通じて、地域大学連携、地域再生をイノベーティブに推進するために必要な実践知を学ぶ。
In this course, you will learn how to plan a project to design community and to revitalize the local community practically through case studies of social innovators. Projects funded by SFC FPPS will be introduced and gest speakers will introduce their activities. You will discuss the possibility of community design, the challenges, the solution and the role of university.
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
地域協働をもたらすための具体的方策、プロジェクト企画の方法を学び、それを実際に推進するために必要な実践知を学ぶことを目的とする。SFC政策研究支援機構のフィールドワーク助成を受けているまたは検討している学生、実際に地域でのプロジェクト活動を計画または推進している学生、その他地域協働・地域大学連携に関心のある学生などを対象とする。 ゲストスピーカーによる事例紹介とディスカッションやグループワークを盛り込む。最終成果として、地域の問題解決につながるプロジェクト計画書を作成し、その構想を授業内で発表する。
教材・参考文献
- 國領二郎・飯盛義徳編, 2007,『「元気村」はこう創る』日本経済新聞出版社.
- 飯盛義徳, 2009,『社会イノベータ』慶應義塾大学出版会.
- 金子郁容・厳網林・国領二郎編著, 2010,『社会イノベータへの招待 ―「変化をつくる」人になる』慶應義塾大学出版会.
- 金子郁容・玉村雅敏・宮垣元編著, 2009,『コミュニティ科学 ―技術と社会のイノベーション』勁草書房.
- 熊倉敬聡・坂倉杏介他著, 2010,『黒板とワイン ―もう一つの学び場「三田の家」』慶應義塾大学出版会.
- 西村仁志編・坂倉杏介他著, 2014,『ソーシャル・イノベーションが拓く世界 ―技身近な社会問題解決のためのトピックス30』法律文化社.
- 坂倉杏介・石井大一朗・醍醐孝典, 2020『コミュニティマネジメント つながりを生み出す場、プロセス、組織』中央経済社.
- その他、必要に応じケース教材などを別途配布
提出課題・試験・成績評価の方法など
授業では、SFC-SFSを活用し、適宜、レポートや感想の提出がある。また、グループワークやディスカッションを中心とした授業となるため、積極的な参加や発言が求められる。期末試験は行わず、最終成果としてプロジェクト計画書を作成、発表、提出する。成績評価については、出席、クラスへの貢献(発表、小レポートの内容、グループワークへの参加)、最終課題から総合的に判断する。
成績評価は、出席が30%、クラスへの貢献(発言、小レポートの内容、グループワークへの参加、計画書の発表など)が40%、最終課題の内容が30%の割合で総合的に判断する。
履修上の注意
【授業の実施形態について】授業はオンラインで行う予定としていますが、授業内容を踏まえ、状況に応じて教室を使用することがあり得ます(したがって、形態を「オンキャンパス」としていますが、全回オンラインとなる可能性もあります)。受講に際しては、このことについてご理解下さい。授業の進め方については、初回授業でアナウンスしますので、欠かさず出席して下さい。
その他の履修上の注意点は以下の通りです。
・本授業は、グループワークやディスカッションなど、かなりのワークロードを必要とする。そのため授業内容に強い興味、関心、情熱がある学生の受講を推奨する。
・授業内の発表ではプレゼンテーションソフトを用いる。
・ゲストスピーカーのご都合やグループワークの進捗状況により、授業内容、日程等が変更されることがある。最新のスケジュールは授業時のアナウンスやSFC-SFSを確認すること。
・SFC 政策研究支援機構による研究助成を受けた学生グループ、またこの制度に関心のある学生には履修を強く促す。
・プロジェクト計画発表の講評を受け、グループワークの進捗に関して必要に応じオフィスアワー等において個別相談を行う。
授業計画
第1回 イントロダクション
本授業の目的、授業構成と内容、授業方法と評価についての説明、地域協働の必要性について概説、またSFC政策研究支援機構の紹介を行う。課題:引き算のフィールドワーク
坂倉・宮垣
第2回 「地域」と「私たち」をめぐって
地域協働に関心が集まる背景について講義を行い、グループワークの実施に向けて受講者の自己紹介とグループディスカッションを行う。
坂倉・宮垣
第3回 地域協働とコミュニティの諸問題
コミュニティの捉え方についての伝統的な定義と情報社会における今日的な理解について、その醸成の課題と可能性についての講義、ディスカッションを行う。
坂倉・宮垣
第4回 地域イノベータとは何か?:新たな地域づくりの潮流
前回講義の基本的理解を踏まえ、新しい地域づくりの実践とその考え方についての講義とディスカッションを行う。
坂倉・宮垣
第5回 先輩たちの活躍1
大学地域連携の実践事例であるSFC政策研究支援機構の背景とねらい、これまでの取り組みについて解説。既に活動を行う事例についてのゲスト講義を実施する。
坂倉・宮垣
第6回 先輩たちの活躍2
SFC政策研究支援機構の支援により現在取り組みを行っている活動(助成対象プロジェクト)について当事者からの報告と質疑応答、ディスカッションを行う。
坂倉・宮垣
第7回 プロジェクトの計画設計1(発表・グループワーク)
受講生によるプロジェクト企画立案の発表を実施し、受講生間のコメントとディスカッション、グループワークを行う。グループづくりを行う。
坂倉・宮垣
第8回 地域イノベーション活動の事例研究1
ゲストもしくは先進事例を用いた講義(ゲスト講師のご都合により第8回か第11回に行う)、質疑応答とグループによるケースディスカッションを行う。
坂倉
第9回 フォールドワークの事例と実践
フィールドワーク実践(状況によりオンラインでグループワークを行う)
坂倉・宮垣
第10回 プロジェクトの計画設計2(発表・グループワーク)
受講生によるプロジェクト企画立案の発表を実施し、受講生間のコメントとディスカッション、グループワークを行う。グループづくりを行う。
坂倉・宮垣
第11回 地域イノベーション活動の事例研究2
ゲストもしくは先進事例を用いた講義(ゲスト講師のご都合により第8回か第11回に行う)、質疑応答とグループによるケースディスカッションを行う。
坂倉
第12回 プロジェクトの計画設計3(発表・グループワーク)
第7回のコメントと第9回の実習を踏まえ、プロジェクト企画立案(最終プレゼンテーション)に向けたグループワークを進める
坂倉・宮垣
第13回 プロジェクト計画発表1
プロジェクト計画の最終プレゼンテーション(前半)、ディスカッションとピアレビューを行う。
坂倉・宮垣
第14回 プロジェクト計画発表2
プロジェクト計画の最終プレゼンテーション(後半)、ディスカッションとピアレビューを行う。
坂倉・宮垣
第15回 プロジェクト計画発表3/まとめ
全体講評を通して大学地域連携と地域イノベーションプロジェクトの可能性について考察し、ふりかえりを行う。
坂倉・宮垣
15回目に相当するその他の授業計画
グループワークによるフィールドワーク、課題の実施