2020年秋学期 - 研究会B / SEMINAR B
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A1102 研究会B SEMINAR B |
研究プロジェクト科目 Research Seminars 2 単位 |
ヘルスケアシステムデザイン
Designing for value-based healthcare delivery
| 開催日程 | 秋学期 月曜日3時限 |
| 担当教員 | 矢作 尚久(ヤハギ ナオヒサ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): 64620,B6032,B6055,60260,64270,X1038 |
| 授業形態 | ディスカッション、グループワーク |
| 履修者制限 | |
| 履修条件 | |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | yahagin@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/02 13:09:57 |
研究会概要
目的・内容
【目的】日常生活においてICTは欠かせないものになった。しかし、日常的に意識することのない健康や医療と連続したICTサービスはほぼ皆無である。健康や医療を日常生活の延長と捉え、これまでの保険システムという概念をから、新しい社会基盤としてヘルスケアシステムをリデザインすることを目的とする。
【内容】社会基盤は、盤石な財政基盤の上にある。加えて、その社会基盤を活用する個人は、社会の最小単位である家族に属している。ICT技術の発展と共に大規模な社会基盤から最小単位の社会基盤へと展開していくことが可能となった現代において、健康※な「状態」で営まれる日常生活から社会基盤技術を考える。 (※「健康」とは、意識することなく日常生活を送ることのできる状態のこと。)
あらゆる日常生活は、人体の細胞レベルの変化の総称としての「状態」に紐付けられ、その生活が、家庭、社会、国を構成している。すなわち、常にミクロからマクロまで考えを行き来し、個別最適化を図りながらの全体最適化とは何かを考えるトレーニングを行い続けることで俯瞰する能力、多次元的にシステムをデザインする能力を開発し、次世代のヘルスケアシステムが何かを論じ、世代を超えたsustainableなエコシステムを考え、ビジネスモデルを創造する力を身につけることを目指す。
具体的なヘルスケアシステム、次世代を見据えた金融・保険システム、日常的に使われるアプリ、システム間での情報流通による異常検出など多種多様なプロジェクトから成り立ち、技術・システム開発、データ分析、データ構造設計、ビジネスモデル設計、知財戦略等に直接関わることになる。これらは総て人の命に直結する事業に関わる研究であるため、本気で取り組まねばならない。必ずや貴君達の将来に役立つ、取り組み姿勢と考え方の基礎が身につくはずである。
本研究会は、実践的な「アントレプレナーシップと経営」と連携して進めて行くので、履修生は両コースを1セットとして履修することを薦める。
評価方法
研究会への出席 40%、研究会への貢献(グループワークでの議論やプレゼンテーションの質) 30%、タームペーパー 15%、口頭試問 15%