2020年秋学期 - コンピュータミュージック1 / COMPUTER MUSIC 1
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B6096 コンピュータミュージック1 COMPUTER MUSIC 1 |
創造技法科目-デザインと情報スキル Creative Courses (Skill) - Design and Information Skill 2 単位 |
| 実施形態 | 完全オンライン |
| 開催日程 | 秋学期 金曜日3時限 |
| 担当教員 | 魚住 勇太(ウオズミ ユウタ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): B6027 前提科目(関連): C2121,B6097 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、実習・演習、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
・PCのGUIを用いた基本操作ができること(OSは問わない) ・毎回出される作品制作課題を必ずこなす事ができること。そのための十分な制作時間を確保できること(授業参加及び単位取得に必須になります/課題の遅延提出は受理しませんので各自制作のスケジューリングを管理して臨む事が前提になります) |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | isana137@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | http://sonilab.org/cm1/ |
| 同一科目 | |
| 学生が利用する予定機材/ソフト等 | |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | 0 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | true |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/08/13 09:39:52 |
科目概要
この授業では、コンピュータミュージック制作の基礎的な能力の習得やシステムを理解する事が目標となる。加えて、効果音やBGM及びトラック(楽曲)の作成だけでなく、よりハイレベルな授業へ向かうためのイントロダクションと基礎力の習得も行う(つまり、DTMの授業ではありません)。
ソフトウェアの使用法だけでは なく、制作における基本的なワークフローの理解と共に、制作時に必須となるコンセプトワークや様々な制作状況への対応、センサーを使ったインタラクティブなパフォーマンス/楽器制作も体験してもらう。制作は座学で身につける事は困難なため、徹底したワークショップ形式で講義は進行する。このため、履修者は常に制作及び課題をこなし、履修者同士で競作してもらう。後半はグループでの相互評価や共作も体験する。短期間でより深い段階に進むのに必要な基礎能力を身につけるため、厳しい内容となるかもしれないが、是非脱落せずについて来て欲しい。
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
この授業では、コンピュータミュージック制作の基礎的な能力の習得やシステムを理解する事が目標となる。効果音やBGM及びトラック(楽曲)の作成など基本的なニーズに対応すると共に、よりハイレベルな授業へ向かうためのイントロダクションと基礎力の習得も行う。
ソフトウェアの使用法だけでは なく、制作における基本的なワークフローの理解と共に、制作時に必須となるコンセプトワークや様々な制作状況への対応なども体験してもらう。このため、履修者は常に制作及び課題をこなし、履修者同士で競作してもらう。短期間でより深い段階に進むのに必要な基礎能力を身につけるため、厳しい内容となるかもしれないが、是非脱落せずについて来て欲しい。
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COVID-19 、対策のため以下の対応を行います。
同意できる方のみ履修ください。
# 方針
- 完全オンラインでの授業となります
- このため、ソフトウェア・ヘッドフォンなど自宅での制作環境が必要になります。
# 進行方法
- 今期は映像やドキュメントを適宜織り交ぜた授業資料と課題を授業日の一週間前に開示します。履修者はそれぞれ独自に理解と制作を進めることになります。
- 授業日までの期間の質疑などはメッセンジャー(SLACK)を用いた個別の対応を行います
- 授業日は、授業前半でオンラインで制作中の課題の相互レビューを学生同士で行い、技術・作想相談を個別に受け付けます。後半は次週の課題と授業資料を共有し、各自が取り組みつつ、質問などを個別に受け付けます。
- 授業日の翌日までに課題を完成。SFC -SFS上に提出して1回が終了となります
*リモートという状況もあり、学生諸君が従来以上に能動的に制作に取り組み、質問なども自発的に行うことが前提となります
*この方式は、春学期にトライした結果、積極的に取り組む場合、むしろ内容が充実することが分かりました。みんなで協力してよい授業にしていきましょう。
教材・参考文献
授業内で随時配布、紹介を行う。
提出課題・試験・成績評価の方法など
随時、実際の制作に即した課題を出す。 ワークショップ形式で毎回の内容を積み重ねていくため全ての課題の履行は大変重要である。 最終課題は自分で加工したサウンドを組み合わせて作品を制作してもらう。
履修上の注意
履修及び単位取得には、毎回の制作課題を履行し、期限内に提出できる事が前提となる。十分な試行錯誤やクォリティ維持ができるだけの制作時間を、自分で配慮・確保した上で履修する事が望まれる。
授業計画
第1回 オリエンテーリング
概念/基本システム、用語、音楽スタイル例など
第2回 シーケンサー基礎1
プロジェクトの開閉、再生、midi音源の利用及び録音、トラックの概念
第3回 シーケンサー基礎2
オーディオ、ドラム、簡単なエフェクト
第4回 シーケンサー応用1 :: 音色のデザイン
サウンドへの音響処理
・エフェクト/音色によって音響的な体験を作る
・リズム/メロディ/ハーモニーに次ぐ第四の要素「音色」
・コンピュータを使った音色のデザインと制作
第5回 シーケンサー応用2 :: 音の時間的な変化で体験をつくる
オートメーションを用い、音色の時間的な変化を作り出す(音のアニメーション)
・音の時間変化の4つのパラメータADSR
・音色を自在に動かすことで音楽体験を作る制作実習
第6回 波形編集・リミックス
世界中に存在するあらゆる音を取り込んで音楽にする方法
・再構築:既存の楽曲をサンプリング・カットアップする
・生活の中の音を切り取り音楽にする
・切り出した音を同期してリズムを生み出す方法
第7回 音響合成基礎
シンセサイザーを使用してゼロから音を生成してみよう
・シンセサイザーを用いて音を自在に合成する
・シンセサイザーの基本的な4つの要素
・シンセサイザーのみを用いたサウンドスケープの制作
第8回 ワークショップ1
ここまでの進行度に基づいてワークショップを行います。
第9回 ワークショップ2
質問及び実制作、兼予備日
第10回 マスタリング/最終課題発表
音楽制作の最終工程を体験する
・EQ / コンプレッサー / リミッターを使い、制作物に必要なインパクトを作る方法
・音楽の体験を左右するダイナミクス
・実習:自分の作品をマスタリングしてみよう
第11回 最終課題に向けて
最終発表
・この回までの状況に応じ最適な内容を策定予定
第12回 最終課題制作
最終課題の制作及び中間レビュー/サポート
課題:オンラインを基本に最終課題途中経過のレビューを行います。
第13回 課題・レポート
第14回 課題・レポート
第15回 課題・レポート
15回目に相当するその他の授業計画
* 制作進捗や状況など応じ、最終課題の制作または提出作品の講評などを設定します。