2020年秋学期 - 研究会B / SEMINAR B
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A1102 研究会B SEMINAR B |
研究プロジェクト科目 Research Seminars 2 単位 |
ヘルスサイエンス(健康・幸福な街づくり)
Health Science
| 開催日程 | 秋学期 火曜日4時限 |
| 担当教員 | 渡辺 光博(ワタナベ ミツヒロ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): B6153 前提科目(関連): C2050,C2049,C2046,C2023,C2020,C2019,C2018,B6028,C2015,C2013,C2011,C2006,C2005,C2003,C1052,C1048,C1045,65270,C1029,C1028 |
| 授業形態 | 講義、ディスカッション、グループワーク、実験、演習 |
| 履修者制限 | |
| 履修条件 |
特になし |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | njp.rb.sustainer@gmail.com |
| 授業ホームページ | http://sfcwatanabelab.wix.com/watanabe |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/06 15:46:38 |
研究会概要
目的・内容
本研究会はもう一つの基礎研究を中心とした研究会(是非見てみてください)の成果を社会応用に発展させる研究会であり、英語教育、IT、政策、まちづくり等を現場で行っている様々な法人・自治体・市民組織や他研究会プロジェクトと協力して、人々が幸せに生活できる社会を考え実現させていく研究会である。
世界中の国々が急速に高齢化に向かっているが、日本における超高齢化社会は世界に例を見ないスピードで進行しており、65歳以上の人口が2030年には30%、2055年には40%を超えると推定されている。世界の多くの国が同様の状況に直面する事が予想される。現在、約40兆円を超える国の医療財政は毎年1兆円の伸びを示し大変厳しい状況であるが、我が国がどのように対処していくか、人々が幸せに生きていける社会をどのようにして手に入れていくのか、世界中が注目されている。我々にとってはこの危機的状況は逆にチャンスなのである。
本研究会では、ヘルスサイエンスの社会応用として、確かなエビデンスから健康長寿を現場で実現する方法を試行する「健康・幸福のまちづくり」を行う。具体的には世界の幸福や健康に焦点を当てたまちに関する調査研究を行い、我々のもう一つの研究会で行っている基礎研究と融合させ、理想の街とはどのようなものか考え、SFC 周辺の藤沢市遠藤・御所見地区、千葉県大網白里市・東金市にまたがる季美の森地区で実践研究を行う。
健康のまちづくりの現場では、様々な要因が複合して健康を阻害しており、その解決には従来以上に多角的な取り組みが必要とされている。例えば高齢者のみならず若者にとっても農業はどのように健康な心身を作り出すか?高齢者が中心となって取り組む地域活性化の継続性や実効性はどうしたら高まるか?社会福祉サービスを受ける高齢者、障碍を持つ人達、鬱・引きこもりに悩む者が農業を通じて癒しや生きがいを獲得する方法は何か?自然環境の保全と活用をいかに進められるか?ITを取り入れた人々が幸福に生きれる社会実現にはどのようなアプローチがあるのか?これらの問題を解決し、世界に情報を発信していきたい。
本研究会への参加学生は、健康のまちづくりの現場に直接かかわり、実践を通じた対象地の課題の解決からノウハウを抽出・整理し、健康のまちづくりの新しい概念構築へと高めることが期待される。
本研究会では参加者の専攻を健康またはまちづくりに限定せず、医療、デザイン、音楽、文化、環境、建築、農業、国際、行政等、多分野からの参加を歓迎する。参加学生は一つの視点に飽き足らず、現場での実践で得た知見と、複数の領域の知見を融合して、SFC からの健康のまちづくりを創造することが期待される。特任准教授の三浦豪太氏(三浦雄一郎の息子で、元オリンピックスキー選手、アンチエイジング社会研究者)藤沢市役所所員や全国の健康・幸福のまちづくりに実績のある本研究会上席所員等、多彩な分野の研究者で構成されている慶應ヘルスサイエンスラボスタッフが参加学生の夢実現のためにサポートする予定であり万全の体制を整えている。さらにSFCに隣接する湘南慶育病院ともヘルスサイエンスラボは密接に関与しており、全国から集まってくる優秀な医師との共同研究や病院と社会提言できる機会も増え、皆さんの活躍の場も大きく広がっていくだろう。オリジナリティーがあり効果的な社会活動提言には新しい概念・発見とそれを説得する材料が必要であり、もう一つの基礎研究を中心とした研究会と両輪で、新しき道を切り開いていける若い学生の研究会への参加を心から待っている。また、若い学生の皆さんと困難な時代から活路を見出し、理想の社会の実現に向け、ここ藤沢の地からその一歩を踏み出していきたい。共感いただける皆さんの参加を希望している。
評価方法
地域への貢献、実践への参加、課題の提出、成果発表等を考慮し、総合的に評価します。
教材・参考文献
授業内で指定します。
関連プロジェクト
スマートコミュニティ in 季美の森 http://www.kiminomori.info/ http://www.honda.co.jp/news/2017/c170518a.html
課題
授業内で話し合い、決定します。
来期の研究プロジェクトのテーマ予定
○ごんばち移築、農泊・自然観察・健康な農業講座などの古民家の活用事業の企画〜運営
○湘南慶育病院と健育祭とオーガニック農業、農家資格取得等実践研究
○健康と文化の森から遠藤・御所見へのフットパスの形成、竹林と竹細工の子供教室の企画〜運営
○Intercultural Community、留学生と外国人のインバウンドへのおもてなしの企画〜運営
その他・留意事項
本研究会の参加は、担当者の原まで連絡ください。研究会参加までの流れと必要事項を連絡します。
njp.rb.sustainer@gmail.com
授業スケジュール
具体的なスケジュールは、初めのガイダンスの際に話します。