A1102
研究会B
SEMINAR B
研究プロジェクト科目
Research Seminars
2 単位

ヘルスサイエンス(健康科学)
Health Science

開催日程 秋学期 火曜日5時限
担当教員 渡辺 光博(ワタナベ ミツヒロ)
関連科目 前提科目(推奨): B6154
授業形態 講義、ディスカッション、グループワーク、実験、演習
履修者制限
履修条件

特になし

使用言語 日本語
連絡先 wmitsu@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ http://sfcwatanabelab.wix.com/watanabe
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/06 15:52:41

研究会概要

目的・内容

世界中の国々が急速に高齢化に向かっているが、日本における超高齢化社会は世界に例を見ないスピードで進行しており、65歳以上の人口が2030年には30%、2055年には40%を超えると推定されている我が国がどのように対処していくか、世界中が注目している。33兆円を超える国の医療財政は毎年1兆円の伸びを示し大変厳しい状況であるが、この危機的状況は逆にチャンスであり、今後、世界の多くの国が直面する同様の状況にそのノウハウを提供することができると考える。 人の平均的な一生は寿命が80,9歳、健康寿命が74,5歳で死ぬ前の6,4年は寝たきりなどの状態になる。また、生涯医療費の66%は60歳以降、50%は70歳以降に、そして死亡1年前の終末期医療費は20%を消費される。最近の研究では長寿で医療費は増加せず、むしろ健康長寿では大幅に軽減されることが分かっている。つまり健康長寿が実現されればピンピンコロリで本人や家族のQOLが向上するばかりでなく増加する医療財政にも好影響を与えることになる。日本人の死因の約60%は、癌、心疾患、脳血管疾患が原因である。これらの成因には生活習慣病があり、心臓病の80%、糖尿病の90%、大腸癌・脳卒中の70%が生活習慣上の問題とされ、男性40歳肥満患者でその後の医療費は1521万円、以下、普通体重で1313万円、痩せで1199万円となっており、また、早期から糖尿病を治療しなかった場合、治療をした患者の6倍の医療費、約5000万円が必要である。本研究会では、代謝の観点から健康長寿の実現に向けて研究を進めていく。現在、慨日リズム、腸内細菌、胆汁酸、サプリメント等、様々なアプローチから研究を行っている。科学的根拠のある食・サプリメントの解明を行い、医食同源の観点から健康を目指していきたい。 代謝・栄養と健康についての基礎知識を高めるため、輪読、グループワーク、基礎的実験を行いながら学習します。最終的にはIT、政策、街造り等を行っている様々な他研究会プロジェクトと協力して社会活動に広げていきたいと考えている。  研究は決して楽しいことばかりではなく、粘り強い精神力も要求されます。知識だけではなく実際に手を動かし、新しい概念を創出することに喜びを見いだせる方を歓迎いたします。  今年度は、プロジェクトの統括・社会応用を検討する人材を若干名募集します。

評価方法

課題の提出、授業中のプレゼン 研究進捗 発言、出席、成果発表等を考慮し、総合的に評価します。

4年生とテーマ主担当者は週報の提出が求められるケースがあります。詳細は説明会、面談時、授業で説明いたします。

教材・参考文献

講義中に必要に応じて提示します。

関連プロジェクト

課題

授業内で話し合い、決定します。

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

継続予定です。

その他・留意事項

実験ではなく、プロジェクトの統括・社会応用を検討する人材を若干名募集します。

授業スケジュール

具体的なスケジュールは、初めのガイダンスの際に話します。