B6152
生命現象と現実社会の比較論
COMPARISON OF THE LIFE PHENOMENON TO THE REAL WORLD
特設科目
Special Seminars
2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 金曜日3時限
担当教員 黒田 裕樹(クロダ ヒロキ)
関連科目 前提科目(関連): 44210,44200,34190,34180,34170,34160,95019,90555,60810
開講場所 SFC
授業形態 講義(セミオンデマンド)
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数(予定):約 350 人
選抜方法:システムによる選抜(抽選)

◯エントリー〆切日時:2020年9月28日(月) 17:00
◯履修許可者発表日時:2020年9月30日(水) 17:00

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 350
Automatic Screening (Lottery)

* Schedule: TBD

履修条件

 

 

 

 

使用言語 日本語
連絡先 hkuroda@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ http://web.sfc.keio.ac.jp/~hkuroda/video/2020hikakuron/
同一科目

 

 

学生が利用する予定機材/ソフト等

セミオンデマンド方式(オンデマンドであるが講義当日のみ動画を閲覧できる方式)で実施する。全て、以下のURLで授業を実施する。

http://web.sfc.keio.ac.jp/~hkuroda/video/2020hikakuron/

 

設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

 

大学院プロジェクトサブメンバー

 

 

ゲストスピーカーの人数 0
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/08/26 14:55:26

科目概要

生物学はその生物種の多さや個体の複雑さなどから、全てが特殊であり、それ故に学ぶ上で何を基幹とするべきか選択することが極めて難しい学問と言える。しかし、実際には、人間社会の中にある様々な現象や事例を、そのまま当てはめることができる場合が多く見受けられる。そして、その置き換えが可能な内容ほど、生物学の中で重要な内容である傾向が高い。本授業では、担当教員の自然科学系研究と教育研究の内容、そして生物学者としての実体験を結集させ、生物学の基盤とするに相応しい14の話題を紹介する。本コースは高校生物の受講の有無を問わない入門コースとなる。

One of big problems of studying biology is caused by too various species found on the earth and too complicated structures of each creature, meaning that it is difficult to find what is important point in this academic field. I believe that comparison of real world and life science events can be good tip to solve this problem on studying biology. In this class, gathering various knowledge and experience of mine, 14 biological topics will be performed. I do not care whether you studied biology in high school or not.

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

生物学はその生物種の多さや各個体の複雑さなどから、全てが特殊であり、それ故に学ぶ上で何を基幹とするべきか選択することが極めて難しい学問と言える。しかし、実際には、人間社会の中にある様々な現象や事例を、そのまま当てはめることができる場合が多く見受けられる。そして、その置き換えが可能な内容ほど、生物学の中で重要な内容である傾向が高い。本授業では、担当教員の自然科学系研究と教育研究の内容、そして生物学者としての実体験を結集させ、生物学の基盤とするに相応しいいくつかの話題を紹介する。

I am basically planing to introduce several life phenomenon similar to the real community. Mixing my own experience as scientist, timely topics, and new information, the lecture will be performed. In the class, powerpoint/keynote slides will be used.

I am basically planing to introduce several life phenomenon similar to the real community. Mixing my own experience as scientist, timely topics, and new information, the lecture will be performed. In the class, powerpoint/keynote slides will be used.

教材・参考文献

授業の直前にPDFファイルをアップロードします。

PDF file will be uploaded just before class.

提出課題・試験・成績評価の方法など

出席と課題の両方の点から評価します。

Results are judged by the number of times of your attendance, and your score of a test.

履修上の注意

以下のページに行けば、本授業の全てのコンテンツや正しい情報が得られる。

http://web.sfc.keio.ac.jp/~hkuroda/video/2020hikakuron/

授業計画

第1回 はじめに (General Information) [2020/10/09]

ガイダンスのみ。授業は全て以下のURLで実施する。単位取得に必要な要素は全て以下のURLから得られる。

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第2回 進化の原動力 (The Driving Force behind Evolution) [2020/10/16]

ダーウィンの進化説に異論を唱える人もいるが、殆どの場合はダーウィンの進化論だけでは説明できない要素もあるというものにすぎない。本回では、一般進化論の中に存在する、信じるに足る要素が何かを紹介し、それがもたらす影響を考えていく。

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第3回 卵から胚へ (From Egg to Embryo) [2020/10/23]

個体発生は系統発生を繰り返す(反復説)、とヘッケルが述べたように、卵を観察することによって進化につながる鍵が見えてくる。本回では、脊椎動物が脊椎動物であるために、卵の中に作られるものは何かを紹介し、教員自身が発見したメカニズムを説明する。

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第4回 5つの王国 (Five Kingdoms) [2020/10/30]

生物学はもともと分類学であった。何のために人々は生物を分類してきた/しているのであろうか。本回では、その必要性に基づいて構築された分類学の基礎的な約束事を確認し、「界」レベルで5つに分けていく手法を説明する。

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第5回 身の回りの小さな共生者 (Useful Micro-Residents around You and on You) [2020/11/06]

我々の身の回りや体には多くの微生物が居住している。それらは、時に人に害を成すこともあるが、その有益性について我々は知っておかなくてはならない。本授業では、彼らがいかに我々の生活をサポートしてくれているかについて説明したい。

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第6/7回 学術交流大会(Keio SAS-2020) [2020/11/13 & 2020/11/20]

講義はない。黒田が世話人を務める慶應SFC学会主催の学術交流大会2020を活用した課題を出す。課題をクリアすることで2回分の出席点となる。

学術交流大会2020公式HP: https://presen.sfc.keio.ac.jp/


第8回 絶対失敗しないダイエット (How to Use the Three Major Nutrients in You) [2020/11/27]

代謝は英語でメタボリズム(metabolism)と呼ぶ。その名からも想像に難くないように、肥満やダイエット法に通じる究極の基本知識は三大栄養素の体内での取り扱い方になる。本回では、各栄養素が持つ特徴と、その使われ方について学ぶことによって、確実で安全なダイエット法(もしくは太り方)について考えていく。

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第9回 花粉症にならないために (How to Overcome Allergy to Cedar Pollen) [2020/12/04]

花粉症やアトピーをはじめ、アレルギーは特に日本人の国民病となりつつある。なぜ、日本はそのような社会になってしまったのであろうか。本回は、生体防御機構のメカニズムを紹介し、どの歯車が狂ったことが原因につながったのか、考えていく。

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第10回 休講 [2020/12/11]

オフィシャルな休講日です。補講は実施されません。

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第11回 男女の脳の違い (Differences of Men and Women Brains) [2020/12/18]

本回では、ヒトという種における男女に注目し、それぞれの必要性を生物学的視点から考えていく。また精神的な特徴も考え、次回の授業につながる基盤的知識を紹介していく。

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第12回 恋愛時の心の動き〜恋愛の達人とは (The Basic Mechanism of Amorous Feeling) [2020/12/25]

ヒトの心の動きについて、最も若い人たちが気になる代表的なものが恋愛感情であろう。本回では、恋愛時に働く脳の部位、そして物質について紹介していく。最終的には恋愛の達人と呼べる方はどのようなヒトなのか、結論を出す。

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