2020年秋学期 - ヘルスリサーチの基礎 / INTRODUCTION TO INTEGRATED HEALTH RESEARCH
| B6153 ヘルスリサーチの基礎 INTRODUCTION TO INTEGRATED HEALTH RESEARCH |
特設科目 Special Seminars 2 単位 |
| 実施形態 | 完全オンライン |
| 開催日程 | 秋学期 月曜日3時限,月曜日4時限 |
| 担当教員 | 秋山 美紀:牛山 潤一:黒田 裕樹:島津 明人:國枝 美佳(アキヤマ ミキ:ウシヤマ ジユンイチ:クロダ ヒロキ:シマズ アキヒト:クニエダ ミカ) |
| 関連科目 | 前提科目(関連): B3204,C1049,X1078,X1013,B6063,C2117,34070,C1029,B6152,B6154,B6155 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、実習・演習、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
特になし None 事前に取るべき科目等の指定はありません。事前選抜課題を提出した人の中から、担当教員が履修者を選考し許可を出します。 Pr-registration screening by submitted an assignment. |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | miki@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 |
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| 学生が利用する予定機材/ソフト等 |
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| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 |
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| 大学院プロジェクトサブメンバー |
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| ゲストスピーカーの人数 | 1 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | true |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/22 14:39:24 |
Additional Information about language support on this course
Language used in each of the course components
| Lecture | |
| Material | Mainly Japanese |
| Discussion | |
| Group work | Mainly Japanese |
| Presentation | Mainly Japanese |
All lectures will be in Japanese but English is available for personal communication and instruction. All assignments can be written in English.
Level of Japanese language skill necessary for the course
| Reading | Should be able to read and write longer texts about day-to-day topics. |
| Writing | Not necessary. There will be no problems without any Japanese language skill. |
| Speaking | Not necessary. There will be no problems without any Japanese language skill. |
| Listnening | Should be able to generally understand TV news or lectures and discuss certain topics. |
Other
If you have any question, contact professors.
科目概要
SFCでは人の健康について様々な視点、視座から学ぶ授業が用意されています。本コースは、学部の初学者が多様な健康科学の研究に触れながら、ヘルスリサーチを進める上での心構え、基本的な知識や方法を身にけることを目指しています。
本コースは、1日2コマ続き(4学期制対応科目)で、講義と演習を組み合わせて、学生自身が手と頭を動かして、その日の学びを体感しながら身につけられるように構成されています。同時に、世界水準の質の高い論文に触れる機会を多く作り、英文論文への苦手意識を克服してもらえることも目指しています。
本コースは、SFCで、ヘルスサイエンスのサーティフィケートを取りたい学生の入門コースの位置づけとなっており、特に該当する学生には履修を強く推奨します。
SFC provides a wide variety of health and well-being related subjects from different perspectives. This is an introductory course for students who want to conduct health researches with SFC professors and students who want to get Health Science certificate. The course provides basic skills, methods and knowledge to start health research. The course will be delivered by 5 leading professors.
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
SFCでは人の健康について様々な視点、視座から学ぶ授業が用意されています。本コースは、学部の初学者が多様な健康科学の研究に触れながら、ヘルスリサーチを進める上での心構え、基本的な知識や方法を身にけることを目指しています。
本コースは、1日2コマ続き(4学期制対応科目)で、講義と演習を組み合わせて、学生自身が手と頭を動かして、その日の学びを体感しながら身につけられるように構成されています。同時に、世界水準の質の高い論文に触れる機会を多く作り、英文論文への苦手意識を克服してもらえることも目指しています。
本コースは、SFCで、ヘルスサイエンスのサーティフィケートを取りたい学生の入門コースの位置づけとなっており、特に該当する学生の履修を強く推奨します。
SFC provides a wide variety of health and well-being related subjects from different perspectives. This is an introductory course for students who want to conduct health researches with SFC professors and students who want to get Health Science certificate. The course provides basic skills, methods and knowledge to start health research. We provide opportunities to read top journal articles in English.
教材・参考文献
教科書を購入する必要はありません。参考文献は各授業内でご紹介します。
必読文献は、SFSにPDFをアップします。
遠隔授業参加のために、必ずPCをご用意ください。文献検索の際にも、PCとkeio.jpへのアクセスが必要になります。
提出課題・試験・成績評価の方法など
2020年度は遠隔オンラインでの開催になります。
成績は以下を目安として評価します。
授業への出席・参加と貢献:30%
毎回の授業内で出題される課題または宿題の評価:70%
Approximate portfolio for grading is as follows.
Class attendance and participation (30%), Class assignments (70%) .
履修上の注意
本コースは、オンラインですが出席と参加が重視されます。ほぼ毎回の授業で課題が出され、その提出状況と内容で評価されます。
毎回の授業へのコミットメントが求められます。
Class attendance is critical. Entering classroom 10 minutes after the class starting time is counted as "late", and 30 minutes after is considered to be "absent".
授業計画
第1回 ヘルスリサーチをはじめよう !
SFCで学べる健康分野は、細胞内の超ミクロレベルから社会政策という超マクロレベルまで幅広い。コースイントロダクションの後、研究論文とはどのようなものか、構成や読み方を概説する。
全担当者
第2回 研究論文とは何か?どう探すのか?
研究を進める上で必要な資料や論文の探し方の実習をメディアセンターのDBやオープンDBを使って行う。論文が世に出るまで、ピアレビューの仕組み等も理解する。
秋山美紀
第3回 地域コミュニティを基盤にしたヘルスリサーチ
地域をベースに、住民を対象に行う疫学研究、さらには住民とともに行う実践的な研究の数々を紹介する。
秋山美紀
第4回 グローバルなヘルスリサーチ
健康はSDGsの中でも重要な位置づけになっている。アフリカで実施しているグローバルヘルス研究の実際を学ぶ。ヘルスリサーチで人々の健康改善に貢献できることを学ぶ。
國枝美佳
第5回 研究者のモラルと倫理
データの改ざんなどの研究不正はどうして生じるのか。現在の生命科学研究の裏側に存在する問題点と解決策を講義とワークショップで学ぶ。ゲスト講師を予定。
黒田裕樹
第6回 研究者のモラルと倫理
データの改ざんなどの研究不正はどうして生じるのか。現在の生命科学研究の裏側に存在する問題点と解決策を講義とワークショップで学ぶ。ゲスト講師を予定。
黒田裕樹
第7回 人を対象とする実験の方法−生物学の研究から
人体の巧妙な仕組みは生物学的にどのように解釈されているのかを講義するとともに。基本的な実験データの取り方を実践形式で学ぶ。
黒田裕樹
第8回 働く人を健康にー職場環境とメンタルヘルス
働く人の健康に関するリサーチの具体例を紹介し、その方法について学ぶ。人がイキイキと働き続けるために重要なことを、様々なエビデンスをもとに考えていく。
島津明人
第9回 脳の研究と人の健康(1)
「脳科学」という言葉が日常会話にとけこむようになった現代社会において、科学的知見とどう向き合い、生活に活かしていくべきか。最新の研究事例を交えながら、考えていく。
牛山潤一
第10回 脳の研究と人の健康(2)
計測や解析の技術が飛躍的に進歩したことで、脳に「介入」する研究が盛んにおこなわれている。こうした科学の発展がもたらす未来の明暗について、最新の研究事例を交えながら考えていく。
牛山潤一
第11回 トップジャーナルの様々な研究から
人の健康に有効かどうかといった根拠には濃淡がある。根拠(エビデンス)の質、すなわち研究の質を、トップジャーナルの研究を紐解きながら学び、情報を吟味する力を養う。
秋山美紀
第12回 コースのふりかえり
コースの振り返りとフォローアップ。学生からの質問に回答する形で補足を行い、次学期以降の学びにつなげる。
全教員
第13回 研究計画をつくる(1)
各自が自分の卒プロ等、これから実施する研究計画書を書き上げる
第14回 研究計画をつくる(2)
各自が自分の卒プロ等、これから実施する研究計画書を書き上げる
第15回 解説と振り返り
研究計画書の内容へのフィードバックを行う。
15回目に相当するその他の授業計画
毎週の授業では授業内課題または宿題が出ます。また最終日はテストの復習をすることで、知識の定着をはかります。