2020年秋学期 - 研究会A / SEMINAR A
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A1101 研究会A SEMINAR A |
研究プロジェクト科目 Research Seminars 4 単位 |
経済学とデータで読み解く現代社会のリアル(応用ミクロ計量経済学の実証分析)
Applied Micro Econometrics
| 開催日程 | 秋学期 火曜日4時限,火曜日5時限 |
| 担当教員 | 中室 牧子(ナカムロ マキコ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): C1064,B3101,C1065,C1066 |
| 授業形態 | 講義、ディスカッション、グループワーク、実験、演習 |
| 履修者制限 | |
| 履修条件 | |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | s19626yh@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | http://edueco.sfc.keio.ac.jp/ |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/04 15:43:15 |
研究会概要
目的・内容
本研究会では、応用ミクロ計量経済学の方法論とデータを用いて、経済、社会、教育、政策に関する科学的な分析手法を身につけることを目的としています。
個人または少数のグループでの研究が中心で、テーマは「自由」です。皆さんが関心のあること、問題意識を持っていることを研究しますが、その切り口は応用ミクロ計量経済学の方法論とデータを用いた実証分析であることが求められます。
毎回の研究会は、個人研究の報告が中心になります。研究の問題意識、先行研究のレビュー、研究に用いるデータの記述統計、推計の4つのセクションにわかれ、全てご自身の研究についての経過を発表していただきます。だいたい2週間に一度、発表が回ってきます。RやSTATAなど統計ソフトの使い方はサブゼミ等でフォローアップいたします。
最終的な研究報告会は、三田キャンパスで外部の観客を招待して、学生やOBのほか、社会人やメディアにもオープンにして行います。また、同時に研究論文も仕上げて提出していただき、プレゼンと論文の両方で最終評価を行います。他大学の経済学部の学生(大阪大学大竹文雄教授・早稲田大学大湾秀雄教授の研究会等)とともに行うのが通例で、成績優秀者には豪華賞品が授与されます。
過去の研究会でどのような研究を行っていたかは、下記の日経カレッジカフェの「人生を経済学で考えよう」でご覧いただけます。
http://college.nikkei.co.jp/article/94563012.html
毎回の研究会で自分の当番の時には質の高い発表をし、最終報告でプレゼンテーション資料・論文の両方を提出し、発表できなければ単位は与えられません。
★履修の条件★
(1)社会や経済の問題について、自分自身の問題意識を明確にもち、その問題を経済学の理論と手法で分析する技術を身に付けたいという意欲のある学生であること
(2)わからないことがあれば、教員や先輩に積極的に質問し、自らの弱点を自らで解決していける主体的な学生であること
(3)データ分析の履修は必須ではありませんが、データ分析科目が既習であったり、統計ソフトを使用して分析を行った経験のある方はアドバンテージがあると思われます。また、輪読や先行研究のレビュー等で英語の文献を読むことが多くなります。
(4)既に各所で評判を聞いている方が多いと思いますが、当研究会は、著しく厳しいアカデミックトレーニングの場を提供する「精神と時の部屋」(ドラゴンボール参照)です。しっかり研究に取り組む覚悟のある方にご参加頂きたいと思います。
(5)希望者には、メディアでの研究成果の対外発表、政府の審議会やシンポジウム等の随行、国内外で行われる研究プロジェクトでRA(渡航費や給与が支払われます)をする機会があります。
評価方法
個人研究発表の成果をもとに評価を行います。
教材・参考文献
中室牧子「『学力』の経済学」,ディスカバー21,2015
田中隆一「計量経済学の第一歩―実証分析のススメ」, 有斐閣ストゥディア, 2015
山本勲「実証分析のための計量経済学」中央経済社,2015
中室牧子・津川友介「『原因と結果』の経済学」,ダイヤモンド社,2017
関連プロジェクト
課題
毎週の個人研究進捗発表
来期の研究プロジェクトのテーマ予定
その他・留意事項
当研究会では最大15人まで、継続の履修者を優先するという方針をとっています。このため、募集は15人を下回った場合のみ追加的に行うことになり、今学期に関しては2-3名の募集となることをあらかじめご了承ください。しかし、課題の期限内提出ができなかったり、研究会を無断欠席するなどして、研究会の緊張感を下げるような行為をした者については学期中であっても直ちにキックアウト(追い出し)になりますので、真剣に経済学を学び習得することについて準備のできている方のみ参加してください。