A1102
研究会Ｂ
SEMINAR B 		研究プロジェクト科目
Research Seminars
2 単位

現代の政治哲学・倫理学（理論と応用）
Contemporary political and moral philosophy (Theories and Applications)

開催日程 秋学期 火曜日４時限
担当教員 宮代 康丈（ミヤシロ ヤスタケ）
関連科目 前提科目（推奨）: C1148,C1147,C1004
授業形態 講義、ディスカッション、グループワーク
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 miyasiro@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ http://miyashiro-lab.sfc.keio.ac.jp/
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/05 17:36:42

研究会概要

目的・内容

●概要・目的：研究会B型（１）と（２）

宮代研究室は政治哲学と倫理学を中心のテーマとして扱います。政治哲学や倫理学に固有の問題は一般に、「どうなっているか」ということよりも、「どうあるべきか」ということに関わります。たとえば政治哲学では、古代ギリシャ以来、ごく簡単に言うと、「もっともすぐれた政治体制は何か」、すなわち「最善の体制は何か」ということが議論の中心にありました。政治哲学は、「これこれの政治体制は実際どのようになっているか」という事実に関する問いだけでなく、「そもそも政治体制はどうあるべきか」という問い、つまり「規範的」と形容される問いを扱います。本研究室では、こうした規範理論としての政治哲学や倫理学で議論されている問題群を取り上げ、考察します。

研究会B型（１）は、政治哲学と倫理学への導入を目的とし、それらの基本的な考え方を身に着けられるような文献を読み進めます。研究会B型（２）は、現代の政治哲学や倫理学で議論されている特定の問題について、卒業プロジェクト1・2や個人研究を進めたい学生を主な対象にします。

●2020年度秋学期の内容

本研究会は、卒業プロジェクト1・2や個人研究を、主に政治哲学・倫理学の問題を中心のテーマにして進めたい学生を対象とします。学期始めに、研究や論文作成を行なうに当たって身に着けるべき主要な手法・立論についてガイダンスを行ないます。その後、研究会の参加者は、自分が取り組んでいる問題・関心について口頭発表を順次行なっていき、担当教員や他のメンバーからのフィードバックを得ながら、研究を進めていきます。

This research seminar deals with contemporary issues discussed in political and moral philosophy. In general, this branch of philosophy is interested in normative topics, not so much on what “is”, but rather on what “ought to be”. For example, since the times of Ancient Greece, political philosophy has been defined as the quest for the best regime. It addresses the question of what the ideal political regime ought to be. This seminar focuses on normative themes treated by contemporary philosophical theories.

Please note that this seminar is mainly for advanced students who prepare their graduation project 1 and 2, and who undertake individual research projects.

This seminar is mainly for advanced students who prepare their graduation project 1 and 2, and who undertake individual research project in the field of moral and political philosophy, or in related areas. Early sessions will be devoted to the explanation of principal methodology and argumentation necessary for academic research. Thereafter, the participants will make oral presentations on their research topics and arguments, and receive feedback from other members through discussions.

評価方法

出席、口頭発表、グループワーク、学期末筆記課題を総合的に判断して評価を下します。

Attendance, oral presentation, group work, final term paper

教材・参考文献

1）戸田山和久（2012）『新版 論文の教室：レポートから卒論まで』, NHK出版, 2012.
2）花井等・若松篤（2014）『新版 論文の書き方マニュアル：ステップ式リサーチ戦略のすすめ』, 有斐閣.
3）木下是雄（1994）『レポートの組み立て方』, ちくま学芸文庫.

関連プロジェクト

課題

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

現代の政治哲学・倫理学（理論と応用）

Contemporary political and moral philosophy (Theories and Applications)

その他・留意事項

この研究会は時間延長もありえますから、火曜日5限はスケジュールを空けておく必要があります。なお、学期末には、合宿での口頭発表に加えて、小論文の作成が課されます。

授業スケジュール

一学期間を通してのスケジュールは、2020年10月6日（火）予定の初回授業で決めます。

The first day of class will be devoted to a brief introduction on research methodology, and to fixing a schedule for group works and oral presentations.