B6032
ソーシャルイノベーション
SOCIAL INNOVATION
先端発見科目
Frontier Courses (Introductory)
2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 木曜日1時限
担当教員 鈴木 寛:金杉 朋子:矢作 尚久(スズキ カン:カナスギ トモコ:ヤハギ ナオヒサ)
関連科目
開講場所 SFC
授業形態 講義、グループワーク
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数(予定):約 450 人
選抜方法:システムによる選抜(抽選)

◯エントリー〆切日時:2020年9月28日(月) 17:00
◯履修許可者発表日時:2020年9月30日(水) 17:00

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 450
Automatic Screening (Lottery)

* Schedule: TBD

履修条件

履修者人数の上限を450人とする。応募者が超えた場合は抽選とする。

慶應義塾の目的に沿って授業や単位付与を行う。例えば、智徳の模範、気品の泉源、全社会の先導者の卵として相応しくない態度、言動が認められた場合には、厳しく対処するので、よくよくそのことを理解した上で、履修すること。

ゲスト・スピーカの回の出席及びゲスト・スピーカーの講義に対する感想の提出は必須とする。

使用言語 日本語
連絡先 suzukan0001@hotmail.com
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

回線 PCと携帯

設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 2
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/29 09:56:50

科目概要

「ソーシャルイノベーションは、「私こそが社会をよくする!」という想いをもちながら、事業を立ち上げ、軌道にのせ、継続的に社会的な問題を解決してゆくという、新しい生き方、起業の仕方だ。その世界観や求められる発想やスキルについて学び、具体的な学習や実践を促していく。

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

①自らが社会をよくするとの思いを醸成する。(自己内省と熟議)

②ソーシャルイノベーションを、事業として立ち上げ、軌道にのせ、継続的に社会的な問題を解決していくという、新しい生き方、起業の仕方の実例を学ぶ。(多様な規模、場所、分野のケースを学ぶ)

③ソーシャルイノベーションに求められる、新たな世界観・歴史観や発想やスキルを学ぶ。(文献講読と熟議)

④具体的なソーシャルイノベーションの実践を構想、計画する。(実践案考案と発表)

⑤ソーシャルイノベーションの実践者から感化を受ける。

教材・参考文献

鈴木寛 「熟議のススメ」講談社 2013 p218
鈴木寛 「熟議で日本の教育を変える」小学館 2010 p191

佐藤大吾他 「社会を変えるのはじめかた」産学社 2013 p240

駒崎弘樹 「社会を変えるを仕事にする。社会起業家という生き方」ちくま文庫 2011 p283
上阪徹 「カタリバという授業」英知出版 2010 p240
税所篤快 「最高の授業を世界の果てまで届けよう」飛鳥新社 2013 p256
ムハマドユヌス 「貧困なき世界をめざす銀行家」早川書房 1998 p358
ムハマドユヌス 「ソーシャルビジネス革命」 早川書房 2010 p296
蛯谷敏 「爆速革命 新生ヤフーの500日」日経bp 2013 p256

金子郁容 「日本で一番いい学校」岩波書店 2008 p279
貝ノ瀬滋 「小中一貫コミュニティ・スクールのつくり方」ポプラ社 2010 p128

金子郁容、松岡正剛、下河辺淳 鈴木寛他 「ボランタリー経済の誕生」実業の日本社 1998 p407
金子郁容 玉村雅敏 宮垣元 「コミュニティ科学 技術と社会のイノベーション」勁草書房 2009 p226
金子郁容 今村晴彦 園田紫乃 「コミュニティのちから 遠慮がちなソーシャルキャピタルの発見」慶應義塾大学出版会 2010 p310

レイ オルデンバーグ 「サードプレイス」みすず書房 2013 p528
平田オリザ 「新しい広場をつくる 市民芸術概論綱要」岩波書店 2013 p240

松岡正剛 編集工学研究所 「情報の歴史」 NTT出版 1996 P449
松岡正剛 「知の編集術」 講談社現代新書 2000 p264

米国国家情報会議 「2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した 17年後の未来」 講談社 2013 p202
英エコノミスト編集部 「2050年の世界 英エコノミスト誌は予想する」文芸春秋 2012 p429
ランダース「2052 今後40年のグローバル予測」 日経BP 2013 p512p
フリードマン 「100年予想 世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図」早川書房 2009 p381
フリードマン 「激動予想;影のCIAが明かす近未来パワーバランス」早川書房 2011 p356
ニッセイ基礎研究所「図解 20年後の日本」 日経新聞社出版社 2009 p232
三浦展「データでわかる2030年の日本」洋泉社 2013 p205
東京大学高齢社会総合研究機構 「2030年超高齢社会「ジェロントロジー」が日本を世界の中心にする 東洋経済新報社 2010 p213

各省庁が発行する白書

提出課題・試験・成績評価の方法など

授業の中で詳細を説明する。
レポートの提出などを求める予定であるが、提出物の提出状況および質が芳しくない場合は、
単位取得に大いに影響があると心得ておくこと。また、ゲストスピーカのときの出席状況については成績評価に加味する。

履修上の注意

履修者人数は450人を上限とする

授業計画

第1回 序 イントロダクション

鈴木寛が手掛けてきた ソーシャルイノベーション

「自らが取り組みたいソーシャルイノベーション」


第2回 自らが社会をよくするとの思いを醸成する

熟議ワーク
自分が体験した見聞した「変えたい現実」と「広めたい現実」についての熟議ワーク

「取り組みたいソーシャルイノベーション」


第3回 ソーシャルイノベーションの事例紹介 1

ソーシャルイノベーションの事例について解説する。外部講師をお招きして、お話をいただくことも検討中。
例 コミュニティ・スクール,Jリーグ、SCIX, オリンピック・パラリンピック、プロ野球、議員インターンシップ、クラウドファンディング、ISAK、科学の甲子園、シブヤ大学、カタリバ、病児保育、Civic Force,東北復興 、現場からの医療改革、Green bird ,ライフサイエンスイノベーション、青春基地、地方創生、ふたば未来学園、リタリコなど


第4回 ソーシャルイノベーションの事例紹介2

同上


第5回 ソーシャルイノベーションの事例紹介3

同上


第6回 ソーシャルイノベーションの事例紹介4

同上


第7回 ソーシャルイノベーションに資する世界観・歴史観1

講義 近代の終わりの始まり!


第8回 ソーシャルイノベーションに資する世界観・歴史観2

講義 現場とメディアと政治


第9回 ソーシャルイノベーションに資する世界観・歴史観3

講義 科学・技術・社会


第10回 ソーシャルイノベーションに資する発想・スキル1

講義 コミュニティ・ソリューション,ルール・ロール・ツール


第11回 ソーシャルイノベーションに資する発想・スキル2

講義 ディレンマ コンフリクト トレードオフ


第12回 具体的にソーシャル・イノベーションを企画・構想する

熟議ワーク 社会のニーズ イノベーションのシーズ


第13回 具体的にソーシャル・イノベーションを企画・構想する

発表 我々が取り組みたいソーシャル・イノベーション


第14回 まとめ

「自らが取り組んでいる、将来、ライフワークとして取り組みたいソーシャルイノベーション」に関連して出題


第15回 まとめ

「自らが取り組んでいる、将来、ライフワークとして取り組みたいソーシャルイノベーション」に関連して出題


15回目に相当するその他の授業計画

課題レポート