2020年秋学期 - トップスポーツ論 / TOP SPORTS THEORY
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B6168 トップスポーツ論 TOP SPORTS THEORY |
特設科目 Special Seminars 2 単位 |
| 実施形態 | 完全オンライン |
| 開催日程 | 秋学期 月曜日3時限,月曜日4時限 |
| 担当教員 | 水鳥 寿思(ミズトリ ヒサシ) |
| 関連科目 |
前提科目(関連): C2054,C2025,B6035,C2024,C2052 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
なし。ただし、事前課題によるスクリーニングにより、履修者を選抜する. |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | mizugym@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 | |
| 学生が利用する予定機材/ソフト等 | |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | 0 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | true |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/04 14:22:56 |
科目概要
トップアスリートは人間離れした能力と技術を持ち合わせており,その姿は人々を魅了してやまない.しかし、いくら人間離れはしているとはいえ紛れもなくひとりの人間である.本講義ではトップアスリートになるための背景,すなわち,競技力向上のための指導法/コンディショニング・ライフスタイル/スポーツインテリジェンス/メンタル/アスリート支援とセカンドキャリア/スポーツと社会の関連性など、多角的に学んでいく.そのうえで.自身のスポーツに関する諸課題やスポーツを取り巻く環境が抱えている課題などに対して解決策をグループワークなどによって検討していく.
In this lecture, the backgrounds of athletes becoming top athletes are given consideration from various points of views such as coaching, conditioning, athletes` life styles, sports intelligence, their mentalities, and supports for athletes and second careers, relevance between society and athletes. Based on the study above we will consider and discuss solutions about relative issues surrounding athletes and sports by group works.
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
本科目ではアスリートがトップアスリートになるまでの背景について多角的に捉えていく.トップアスリートになるための背景とは、競技力向上に有効なトレーニング行うことだけでなく,コンディショニング/ライフスタイル/スポーツインテリジェンス/メンタル/アスリート支援/セカンドキャリアなど、様々な要素が関係している.本講義ではそれら要素に加えスポーツと社会の関連性/スポーツが抱える課題など,さまざまなテーマを取り扱っていくことで,スポーツに関心のある学生がトップアスリートになるために必要なスキルについて学習する.さらに,学生自身の目標達成のためのプロセスについての学びを深めるとともに,スポーツを取り巻く環境について問題を発見し,改善していくための政策について検討していくことを本講義の狙いとする.
This lecture seeks to grasp backgrounds of athletes becoming elite athletes from various viewpoints such as conditioning, lifestyles, sports intelligence and so on.
In addition to these factors, a variety of topics including relativity between sports and society as well as issues surrounding sports are covered.
By taking up that kind of themes, students learn about skills required to become top athletes.
Furthermore, this lecture aims to find out matters of environment around sports and consider polices to improve those issues, while students can gain deeper understanding of the processes to achieve their own goals.
教材・参考文献
なし
提出課題・試験・成績評価の方法など
授業テーマごとに問題提起や課題解決のための提案書作成などの課題を課す.課題提出期限は一週間とする.左記に加え,最終レポート課題の成績を総合して行う.最終レポートは,授業全体を通して得た学びや自主調査により得た知識を総動員して競技力向上やスポーツ界の発展につながる方策について検討し提言するものとする.出席確認用紙は1時限目の授業開始後,早い時間に配布し,2時限目の授業時間内に回収する.また,遅刻は1時限目開始から20分以内とし,それ以降に入室した場合や2時限目のみの出席はみとめない.欠席回数が2回を超えた学生については,最終レポート提出の有無に関わらず,判定はDとする.
Assessment is conducted based on the reports by each lecture theme and the final report. The final report requires consideration and suggestion on the methods of how to improve athletes` performances and develop the sporting worlds by making full use of knowledge acquired through the whole lectures and self-researches.
履修上の注意
授業計画
第1回 オリエンテーション・競技スポーツの現状①
講義の目的/授業計画/成績評価方法について説明する.
また,競技スポーツの基本事項や日本の現状などについて概説する
第2回 競技スポーツの現状②
第1回で概説した競技スポーツの基本事項に加え、国の組織体制や支援などについて解説する.そのうえで,現状の諸課題についてグループワークなどにより学びを深める.
第3回 スポーツメンタル①
アスリートはどのような気持ちで競技に臨むのか,目標設定,ピークパフォーマンス分析など手法や対策について概説する.
第4回 スポーツメンタル②
第3回で学習したメンタル手法について,各人の目標や大会(試験など)を想定し作成する.また、グループワークなどにより学びを深める.
第5回 コンディショニング・ライフスタイル①
トップ選手になるためにはトレーニングを行うだけでなく.体調管理や日常生活における考え方や行動が重要である.トップ選手が意識すべきコンディショニングやライフスタイルについて,オリンピックでの事例も交えながら説明する.
第6回 コンディショニング・ライフスタイル②
第5回で学習したコンディショニング・ライフスタイルを踏まえ、自身における問題点や改善策について検討する.また,それらをグループワークなどにより学びを深める.
第7回 スポーツインテリジェンス①
スポーツ現場において情報格差が勝敗を左右する場合がある.どのような情報をどのように入手し分析していくか,ナショナルチームの事例なども交えながら説明する.
第8回 スポーツインテリジェンス②
第7回で学んだ情報戦略について、各人が関わっている,あるいは関わったことのあるスポーツ現場ではどのように生かすことができるか考察する.また,それらをグループワークなどにより学びを深める.
第9回 スポーツ指導法①
スポーツ選手が競技力向上のために行うトレーニングについてオリンピアンの事例,熟達化研究、運動学の観点から概説していく.
第10回 スポーツ指導法②
第9回で学んだスポーツ指導法を基に各人が行っている、または行ってきたトレーニング想定した、トレーニング計画を作成し,グループワークなどにより学びを深める.
第11回 アスリート支援とセカンドキャリア①
アスリートがスポーツを行ううえでどのような支援のもと競技を行うことができているのか,どのような支援が必要なのか現状の制度や取り組みを紹介していく.また,アスリートのセカンドキャリアについての課題や支援についても解説していく.
第12回 アスリート支援とセカンドキャリア②
第11回で学んだアスリート支援とセカンドキャリアについて,現状の課題を整理し,それらを解決するための支援策についてグループワークなどにより学びを深める.
第13回 スポーツと社会の関連性①
スポーツが社会のなかでどのような役割を果たしてきたか,今後どのように社会に貢献していくべきか,これまでのスポーツと社会の関連性,現在のスポーツ政策などを概説していく.
第14回 スポーツと社会の関連性②
第13回で学んだスポーツと社会の関連性について,社会に貢献するためのスポーツ政策をグループワークなどにより学びを深める.
第15回 まとめ
まとめとしてこれまで実施した授業内容を振り返る。これまでの授業内容をもとにした最終レポートの内容について説明し取り組む。
15回目に相当するその他の授業計画
毎時限のテーマについて各自予習をして授業に臨むこと