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アカデミックプロジェクト
ACADEMIC PROJECT

1 単位
実施形態
開催日程 秋学期
担当教員 秋山 美紀:飯盛 義徳:馬場 わかな:東海林 祐子:宮垣 元:大木 聖子:島津 明人:國枝 美佳:星田 淳也:塩田 琴美（アキヤマ ミキ:イサガイ ヨシノリ:ババ ワカナ:トウカイリン ユウコ:ミヤガキ ゲン:オオキ サトコ:シマズ アキヒト:クニエダ ミカ:ホシダ ジユンヤ:シオタ コトミ）
関連科目 前提科目（関連）: C1039,C1028,C1027
開講場所 SFC
授業形態 講義、グループワーク
履修者制限
履修条件

担当教員の執筆した論文や書籍を読んでおくことを推奨する。

Students are strongly recommended to read publications of concerning professors.

プログラムを問わず、本テーマに関心ある方は履修できます。

Any students who are interested in the related fields of research are welcome.
使用言語 日本語
連絡先 miki@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

設置学部・研究科 政策・メディア研究科
大学院プロジェクト名

Human service and Community
大学院プロジェクトサブメンバー

小笠原　和美・北野　華子・坂倉　杏介・伴　英美子

Kazumi Ogasawara, Hanako Kitano, Kyosuke Itakura, Emiko Ban
ゲストスピーカーの人数 0
履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 false
履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 false
GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/22 19:09:03

Additional Information about language support on this course

Language used in each of the course components

Lecture
Material Mainly Japanese
Discussion English or Japanese based on the students’ preference
Group work Both (English and Japanese)
Presentation Both (English and Japanese)

Majority students will be Japanese speakers but English speakers are welcome.

Level of Japanese language skill necessary for the course

Reading Should be able to read and write longer texts about day-to-day topics.
Writing Should be able to read and write short texts using basic vocabulary and Chinese characters.
Speaking Should be able to participate in day-to-day conversation.
Listnening Should be able to participate in day-to-day conversation.

Other

Please contact professors if you have any question prior to the class registration.

科目概要

まちづくり、コミュニティヘルスや地域包括ケア、地域防災、地域スポーツの組織づくり、コミュニティスクール、子どもや高齢者の居場所づくりなど、ヒューマンサービスの諸課題をコミュニティにより解決しようとする試みへの社会的関心の高まりがある。しかし他方において、理論的・実証的な研究蓄積、政策的な含意の導出には至っていないという現実がある。　　
本プログラムでは、こうしたヒューマンサービス分野におけるコミュニティ・ソリューションの意義、可能性、課題を関心の中心に据え、5-10年のスパンで新たな学際的な研究・教育領域の確立を目指す

This academic project focus on community-based solution development in a field of human services, such as healthcare, well-being and welfare, disaster management,sport organization, etc. Students will learn theory and concepts of community, and extensive empirical studies, which they have been conducting. The project involves lots of discussion and readings.

授業シラバス

主題と目標／授業の手法など

まちづくり、コミュニティヘルスや地域包括ケア、地域防災、地域スポーツの組織づくり、コミュニティスクール、子どもや高齢者の居場所づくりなど、ヒューマンサービスの諸課題をコミュニティにより解決しようとする試みへの社会的関心の高まりがある。しかし他方において、理論的・実証的な研究蓄積、政策的な含意の導出には至っていないという現実がある。　　
本プログラムでは、こうしたヒューマンサービス分野におけるコミュニティ・ソリューションの意義、可能性、課題を関心の中心に据え、5-10年のスパンで新たな学際的な研究・教育領域の確立を目指す。　
まちづくり、地域防災、住民の健康増進、医療や福祉、教育やスポーツ、子育てなどへの社会的関心やニーズは高く、政策上も喫緊の課題となっている。同時にNPOをはじめ既存制度外の取り組みも盛んな状況にある。これらに対し、従来の保健医療福祉、教育などを専門とする学部・大学院とは異なるアプローチから学びたい学生のニーズに応えることができる。また、当該分野の社会人の学び直しニーズも高いと考えられる。
本APは、月１回のペースで会合を開催する。会合は、輪読とディスカッション、グループワーク、教員セッションなどから構成され、教員も学生もフラットな関係で活発に議論する。

This academic project is focusing on community-based solution development in a field of human services, such as healthcare, well-being and welfare, disaster management,sport organization, etc. Students will learn theory and concepts of community, and extensive empirical studies, which they have been conducting. The project involves lots of discussion and readings.

教材・参考文献

今学期の輪読文献は初回授業時にお知らせします。
先学期以前に読んだ図書は以下の通りです。
（未読の方には読むことを推奨します）
＜2020年春学期輪読文献＞
レイ・オルデンバーグ（著）『サードプレイスーコミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」』2013、みすず書房　※

芦原義信（著）『街並みの美学』2001、岩波書店

窪田由紀他（監修）『心の危機への心理学的アプローチ：個人・コミュニティ・社会の視点から』2019、金剛出版

荒巻草平（著）『教育格差のかくれた背景: 親のパーソナルネットワークと学歴志向』2019、勁草書房

＜2019年度秋学期輪読図書＞
クレスウェル＆プラノクラーク、大谷順子訳「人間科学のための混合研究法」北大路書房

杉万俊夫「グループダイナミックス入門」世界思想社 (2013/4/5)

ナン・リン「ソーシャルキャピタル」ミネルヴァ書房 (2008/7/1)

＜2019年度春学期輪読図書＞
広井良典, 小林正弥『コミュニティ　公共性・コモンズ・コミュニタリアニズム』勁草書房, 2010.

＜2018年度秋学期輪読図書＞
野沢慎司『リーディングス ネットワーク論―家族・コミュニティ・社会関係資本』勁草書房,2006.

＜2018年度春学期輪読図書＞
デランティ・ジェラルド「コミュニティ グローバル化と社会理論の変容」NTT出版2006.

宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫,1984.


＜その他の推奨図書・文献＞
R.M. マッキーヴァー『コミュニティ―社会学的研究:社会生活の性質と基本法則に関する一試論』ミネルヴァアーカイブス, 2009.

鶴見和子、川田侃 (編)『内発的発展論』東京大学出版会, 1989.

矢守克也『アクションリサーチ―実践する人間科学』新曜社, 2018.

野口裕二『物語としてのケア―ナラティヴ・アプローチの世界へ』, 医学書院.

ジグムント バウマン(著); 奥井智之(訳)『コミュニティ』ちくま学芸文庫, 2017.

中根千枝『タテ社会の人間関係』講談社, 1967.

Lave, Jean and Etienne Wenger(1991) Situated Learning: Legitimate Prripheral Participation, MA: Cambridge University Press（佐伯胖、福島真人訳『状況に埋め込まれた学習−正統的周辺参加−』産業図書, 1993.

広井良典『コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来』ちくま新書, 2009.

宮垣元『ヒューマンサービスと信頼』慶應義塾大学出版会, 2003.

平松闊、鵜飼孝造、宮垣元 (著)『社会ネットワークのリサーチ・メソッド―「つながり」を調査する』ミネルヴァ書房, 2010.

金子郁容、玉村雅敏、宮垣元（著）『コミュニティ科学：技術と社会のイノベーション』勁草書房, 2009.

金子勇『コミュニティの創造的探究―公共社会学の視点』新曜社, 2011.

金子勇『格差不安時代のコミュニティ社会学：ソーシャルキャピタルからの処方せん』ミネルヴァ書房、2007.

秋山美紀『コミュニティヘルスのある社会へー「つながり」が生み出す「いのち」の輪』岩波書店, 2013.

秋山美紀『地域医療を守れ』岩波書店, 2008.

飯盛義徳『地域づくりのプラットフォーム』学芸出版社, 2015.

國領二郎とプラットデザインフォームラボ（編著）『創発経営のプラットフォーム』日本経済新聞出版社, 2011.

島津明人『ワーク・エンゲイジメント ポジティブメンタルヘルスで活力ある毎日を』労働調査会, 2014.

眞鍋貞樹『コミュニティ幻想を超えて―「善き居場所」の創造』一藝社, 2011.

佐藤慶一「政策情報論」共立出版, 2019.

JST社会技術研究開発センター、秋山弘子「高齢社会のアクションリサーチ」東京大学出版会、2015

CBPR研究会編「地域保健に活かすCBPR―コミュニティ参加型の活動・実践・パートナーシップ、医歯薬出版株式会社

トーマス・W・ヴァレンテ（著）『社会ネットワークと健康: 「人のつながり」から健康をみる』2018、東京大学出版会

大竹文雄，平井啓（著）『医療現場の行動経済学：すれ違う医者と患者』2018、東洋経済新聞社

提出課題・試験・成績評価の方法など

出席のほか、ディスカッションを中心とするクラスへの貢献、自らの研究発表の内容を評価の対象とする。

Your overall grade in the class will be decided based on the following: class attendance, class contribution, and research presentation outcome. Rules will be explained at the first class.

履修上の注意

研究テーマの深い理解のために、担当の各教員が開講している授業の履修を推奨する。

We strongly recmmend to take classes provided by member professors.

授業計画

第1回