X1062
労働政策
LABOR POLICY 		特設科目
Special Seminars
2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 金曜日４時限
担当教員 星田 淳也（ホシダ ジユンヤ）
関連科目 前提科目（推奨）: X1051
前提科目（関連）: C1010,C1053,B6082,X1050,B6075,B6127
開講場所 SFC
授業形態 講義、グループワーク
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数（予定）：約 30 人
選抜方法：課題提出による選抜

【課題内容】
「労働施策基本方針」（平成30年12月28日閣議決定）を読んだ上で、合計600字程度（最大800字以内）で以下の３点すべてについて記述したメールを担当教員のメールアドレス（下記）に9/28（月）17時までに送付してください。メールのタイトルは「労働政策履修希望」としてください。（メール本文でもワードファイル添付の形式でも結構です。）

１．「労働政策」にどのような関心があって履修を希望したか

２．上記「労働施策基本方針」の中で特に興味を持った点

３．この授業に期待すること、特に何を学びたいか。

　いずれも１つだけでなく複数記述しても構いません。

◯エントリー〆切日時：2020年9月28日（月） 17:00
◯履修許可者発表日時：2020年9月30日（水） 17:00

提出方法はシラバスの記載に従うこと

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 30
Pre-registration screening by submitted an assignment

【ASSIGNMENT】
「労働施策基本方針」（平成30年12月28日閣議決定）を読んだ上で、合計600字程度（最大800字以内）で以下の３点すべてについて記述したメールを担当教員のメールアドレス（下記）に9/28（月）17時までに送付してください。メールのタイトルは「労働政策履修希望」としてください。（メール本文でもワードファイル添付の形式でも結構です。）

１．「労働政策」にどのような関心があって履修を希望したか

２．上記「労働施策基本方針」の中で特に興味を持った点

３．この授業に期待すること、特に何を学びたいか。

　いずれも１つだけでなく複数記述しても構いません。

* Schedule: TBD
履修条件

法令を読む力に加え、労働法令に関する基礎知識を有することが望ましい。

It is desirable to have basic knowledge on Labor Law as well as to have the ability to understand law and regulations.

毎回の授業のグループディスカッションに積極的に参加し発言できること。またそのディスカッションの内容の発表を的確に行えること。

Students are required to actively participate in, contribute to, and properly make presentation on the summary of group discussion every week.
使用言語 日本語
連絡先 hoshida@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 0
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/08/26 17:29:01

科目概要

他の先進諸国と比べて低い労働生産性、長時間労働、経営におけるダイバーシティの不十分さ等、我が国の経済また労働市場は多くの問題を抱えています。この文脈で、日本社会の現状と労働政策における課題と将来の方向性、とりわけ現在日本政府が進めようとしている「働き方改革」について深い理解を得るのが目的の授業です。

Economy and labor market of Japan have a lot of problems such as lower productivity than other advanced countries, long working hours, and inadequate diversity in management level. In this context, the objectives of this course are to gain deep understandings on current situation of the Japanese society and challenges and future directions on labor policy, especially on Work Style Reform which the National Government of Japan is tackling.

授業シラバス

主題と目標／授業の手法など

＜主題と目標＞

「働き方改革実行計画」（2017年3月28日働き方改革実現会議決定）においては、「日本経済再生に向けて、最大のチャレンジは働き方改革である」（p1）とされています。これはどういう意味でしょうか。なぜ働き方改革が日本経済再生につながるのでしょうか。そして、なぜ働き方改革はそんなに難しいのでしょうか。どこに障害があるのでしょうか。

この講義においては、政府を挙げて取り組んでいる働き方改革の意義、また働き方改革の目指すものについて、背景となる日本社会にある問題や障害等（たとえば法改正などにより一朝一夕に解決できるものでは決してありません）も踏まえながら、深く理解することを目指します。


＜授業の手法＞

グループディスカッションを中心とした授業です。毎回の授業において、担当教員からの短い講義を踏まえてグループディスカッションを行います。ただし、前提となる基本的な知識の習得を図るため、第３回か第４回までは講義だけの形式となる可能性が高いです。いずれにせよ、学生の理解度等も踏まえながら、適切な手法を選択していきたいと思います。



“The biggest challenge for the recovery of Japanese economy is Work Style Reform.” (Action Plan of Work Style Reform, March 28th, 2017) Why? And why is “Work Style Reform” so difficult? Where are the obstacles?

This course aims to deep understandings on the meaning and the goal of Work Style Reform, which is one of the most important issues for several years in the national government, taking into consideration the problems and obstacles which the Japanese society has as a background.



The main form of this course is group discussions following short lecture by Mr. Hoshida.

教材・参考文献

【参考文献】
・濱口桂一郎「日本の雇用と労働法」日本経済新聞出版社

・浜村彰，唐津博，青野覚 ，奥田香子「ベーシック労働法（第７版）」有斐閣アルマ

・「労働関係法規集〈2020年版〉」独立行政法人労働政策研究・研修機構 　　※　取り扱うテーマに必要な関係法令を政府のホームページからダウンロードすることもできます

・向井蘭「人事・労務担当者のための　最新版　労働法のしくみと仕事がわかる本」日本実業出版社

・海老原嗣生「お祈りメール来た、日本死ね」文春新書

・筒井冨美「女医問題ぶった斬り！　女性減点入試の真犯人」光文社新書

・濱口桂一郎「若者と労働」中公新書ラクレ

・小熊英二「日本社会のしくみ　雇用・教育・福祉の歴史社会学」講談社現代新書

※その他適宜必要に応じて紹介します。

提出課題・試験・成績評価の方法など

各授業への貢献（質問やコメント等）、毎週の小レポート（400〜600字程度）、中間レポート（1,000〜2,000字程度）及び最終レポート（3,000〜5,000字程度）により評価する。

Students will be evaluated by contribution to each class (questions and comments etc. in the class), short report of every week, mid-term report and final report.

履修上の注意

授業の進捗状況や学生の理解度等により、授業内容や日程を変更する可能性があります。

Some changes on the schedule, contents etc. may be made according to its progress and how well the students understand.

授業計画

第1回 イントロダクション

授業の目的・内容、授業計画、成績評価法等について
日本の労働市場の問題点の概観

第2回 資本主義社会で働くということ

第3回 日本型雇用システム、ジョブ型とメンバーシップ型雇用（１）

第4回 日本型雇用システム、ジョブ型とメンバーシップ型雇用（２）

第5回 日本の労働市場の現状

第6回 長時間労働（１）

第7回 長時間労働（２）

第8回 男女共同参画（１）

第9回 男女共同参画（２）

第10回 正規・非正規

第11回 働き方改革の未来（１）

第12回 働き方改革の未来（２）

第13回 毎週の小レポート

第14回 中間レポート

第15回 期末レポート

15回目に相当するその他の授業計画

労働政策に係る個人レポート

Individual report on labor policy