A1102
研究会Ｂ
SEMINAR B 		研究プロジェクト科目
Research Seminars
2 単位

社会安全政策論研究会
Public Safety Policy

開催日程 秋学期 月曜日４時限
担当教員 小笠原 和美（オガサワラ カズミ）
関連科目 前提科目（推奨）: C1011,C1071
前提科目（関連）: X1050
授業形態 講義、ディスカッション、グループワーク
履修者制限
履修条件

英語の文献講読ができること。

Students need to read academic literature in English.
使用言語 日本語
連絡先 kazuogs@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/05 21:47:16

研究会概要

目的・内容

本研究会は、社会の安全に関する諸問題につき、問題の所在とそれに対する有効な政策の在り方を学生諸君とともに探求するものです。例えば、ストーカー、DV、児童虐待、少年非行、犯罪予防、テロリズム、組織犯罪、サイバー犯罪など、社会の安全にかかわる諸課題につき、基本的な文献の輪読や学生諸君からの発表を行い、理解を深めることを目的とします。

2021年2月ごろには、社会安全に関する政策論を研究する警察政策学会（研究者、実務家、実務家OBから構成）の社会安全政策教育研究部会において、学生の優秀論文の発表を行う予定です。

参考として、2019年度の学生諸君の研究テーマ例は次のとおりです。

「日本における航空テロ対策の現状分析と今後に向けた対策提言」
「日本が抱える入国収容施設政策問題」
「情報主導型警察活動の夜明け」
「国会議員の汚職と問題点」
「日本におけるテロに対する危機意識について」
「日本の領海、排他的経済水域における密漁について」
「性犯罪の再犯防止」
「電車内における防犯カメラの有用性について」
「万引き被害の実態とその対策について」
「ストーカーによる被害の実態とその対策」


各学期末に合宿を実施し、学生の研究発表を行うとともに、都道府県警察を訪問し、学生の要望に応じて説明を受けたり、施設を見学したりします。2019年度春学期は香川県警察、秋学期は福井県警を訪問しました。(2020年春学期は実施なし。）

個人研究とは別に基本書の輪読やグループワークも行います。2019年度春学期は、小宮信夫「犯罪は予測できる」（新潮新書）を読み、犯罪機会論の観点から、SFCや湘南台周辺の環境について問題及び解決方策を発表しました。

Students explore effective policy measures for various public safety problems such as stalking,domestic violence, child abuse, juvenile delinquency, crime prevention, terrorism, organized crime,cybercrime etc. Students read basic literature and make presentations in order to better understand various issues regarding public safety.

Students participate in the activities of the Association for the Study of Security Science (ASSS) in which members from academia and practice discuss public safety policy. Students with excellent research achievements make presentations at the ASSS's Public Safety Policy Education Study Group in or around February 2021.

Study trips are scheduled at the end of each semester. Students will make final presentations and visit a prefecture police headquarters during the study trip(if possible).

Students will conduct study work by groups in addition to individual researches.

評価方法

出席及び研究成果に基づき評価します。

Students will be graded based on attendance and research achievements.

教材・参考文献

警察政策学会編「社会安全政策論」（立花書房）

関連プロジェクト

課題

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

その他・留意事項

現在の教員（小笠原教授）は2022年3月まで担当する予定です。

夏休みを活用した文献輪読の準備を推奨しているので、秋学期からの履修を希望する人は早めに教員に連絡してください。

十分な研究期間を確保するため、原則として、２学期以上連続で履修することを前提とします。

The current teacher (Professor Ogasawara) will be in charge until the end of March 2022.

Students are encouraged to take advantage of the summer break to prepare for the literature review, so please contact the faculty as soon as possible if you wish to take the course in the fall semester.

授業スケジュール

具体的な進め方については、学生諸君の自主性を重んじたいと思います。
研究については、警察政策学会など、関連学会における発表の機会があります。
可能であれば、警察関係施設の見学や第一線の実務家とのディスカッションの機会も設けたいと考えています。

Students are expected to demonstrate autonomy in class.
Students have opportunities to present their research achievements at relevant academic conferences such as the Association for the Study of Security Science.
Students have opportunities for tours of police facilities and discussions with practitioners, if possible.