A1101
研究会A
SEMINAR A
研究プロジェクト科目
Research Seminars
4 単位

スポーツ イノベーション: スポーツの参加、インクルージョンと社会的価値に関する研究と実践
Sport Innovation: Participation, Inclusion and Social value in Sport

開催日程 秋学期 木曜日3時限,木曜日4時限
担当教員 塩田 琴美(シオタ コトミ)
関連科目 前提科目(関連): C2052,B6054,B6032,X1007,C2024,C1031,C2025
授業形態 講義、ディスカッション、グループワーク、実験、演習
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 mikoto@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/05 16:43:06

研究会概要

目的・内容

この研究会について

「自分は何がやりたいのか、まだわからない」、「なんとなくやりたいことがあるけど、どうしたらわからない」など、まだ方向性が定まっていない人や行動をするための初めの一歩に躊躇をしている人も多いと思います。この研究会では様々な分野やバッググラウンドをもつ方と関りをもって頂くことで、社会課題の認識、多様な人材のアイデアや発想、それぞれの人材がもつスキルを用いて、既存のルールを変化させたり、1からルールを作り出すといった社会実装に必要なアイデアの創出から新規プロジェクトの立案、実行までの一連のプロセスを踏む過程に取り組んで頂きたいと考えています。

【研究会の目的】

 国連においても「スポーツと持続可能な開発(SDGs)」の宣言がされているように、スポーツは持続可能な開発における重要な鍵となるとされています。この研究会では、スポーツを社会課題解決のための1つのツールと考え、スポーツそのものに存在する課題の他、本質的な課題解決に関連する分野である医療・福祉、教育、工学、経営など他分野にまたがったプロジェクトを展開し、ディスカッションやグループワークを通じて、関連する人々と協働し社会的実装を図ることを目的として行います。

【研究会の内容】

 この研究会では、主にスポーツとインクルージョン、ダイバーシティに関連した事象に対し「ソーシャルイノベーション」につなげるための基礎知識を教場で学び、実際の社会課題が存在する現場に赴き、課題を認識し社会実装をするフィールドワークが中心となります。研究会メンバーが各プロジェクトに属しながら、グループワークと個人の調査・研究活動につなげていきます。

〇 今期プロジェクト例

① 誰もが楽しめるスポーツ教室の企画・運営および障害者スポーツの調査研究プロジェクト:
東京都オリンピック・パラリンピック準備局都立学校促進モデル事業「障がい者スポーツ体験教室」内の「スポーツ・レクリエーション教室」、協力関係にある団体、自治体が主催するスポーツ教室の企画・運営および調査研究を行います。具体的には、障害者スポーツなどのアンケート調査から課題や当事者のニーズを分析し、既存のスポーツの概念に捉われず、スポーツの新たな在り方を考え1からスポーツのルールや用具を創り、障害の有無、世代、性別、国籍など何らの事由に関わらず楽しめるスポーツの教室を開催します(オンライン上やe-sport等も含む)。

② 企業におけるダイバーシティ・ヘルスケア促進事業の企画・運営プロジェクト:
社員同士のコミュニケーション促進、健康管理、障害者雇用や新たな事業創出などを中心に企業に存在する課題を認識し、その課題解決につなげるためのスポーツイベントの開催やプロジェクトの企画・実施を協力企業の社員と協働し行います。

③ 特別支援学校×ICTの活用促進(アシスティブ・テクノロジーの開発)プロジェクト:
障害児童・生徒の生活や教育の質を向上するためにテクノロジーを活用し、彼らが日常的に抱えている諸問題の課題解決を図ります。現在、進行中のプロジェクトとしては、身体の動きがぎこちない知的障害者や発達障害者を対象に楽しく適切な動きに導くPhysical Training Systemのアプリ開発、身体に障害を有する児童・生徒への安心・安全に動かすことができる電動車椅子の開発、義足やリウマチ患者の評価・測定機器の開発などを行っています。このプロジェクトでは、新たなアシスティブ・テクノロジー、身体の測定機器、トレーニング機器、スポーツ用具の開発を特別支援学校の教員、障害者スポーツ団体や工学分野などの研究者と協働して行います。

④ 医・農・福連携(ソーシャルファーム)のプロジェクト:
農業の生産の場で人手不足が課題となっている中、新たな担い手として障害者や就労が難しい人に就労の促進を行うソーシャルファームが提言されています。ソーシャルファームでは、就労の機会が得られる他、運動不足になりがちな障害者が適切な身体活動量を確保でき健康的な生活ができるなどのメリットも立証されてきています。しかし、こうした新しい取り組みにおいては、地域の関連するステークホルダーの巻き込み、日頃の業務の切り出し(ジョブマッチング)、商品化、販路拡大など様々な面での課題を山積しています。本プロジェクトでは、本質的な課題を分析し、課題解決に向けた取り組みをソーシャルファームの事業者などと協働し行います。

⑤公共交通機関のバリアフリー促進事業:
鉄道を含む公共交通機関は、障害の有無、世代等問わず多様な方が利用されているものの、いまだに障害者にとっては不自由さを伴う場合も多い。本プロジェクトでは、公共交通機関の障害者向けのサービス設計および情報提供などを含めたソフト面やハード面のバリアフリー促進を鉄道会社と連携し行います。
 

⑥ その他:学期期間中に新たなプロジェクトの発足が行われる場合や「スポーツ」、「リハビリテーション」、「ヘルスケア」、「ウェルネス」、「ダイバーシティ」、「インクルージョン」、「ソーシャルイノベーション」をキーワードに、研究会メンバーから提案するプロジェクトについても歓迎します。

This lab considers sports as a tool for solving social issues, and in addition to issues that exist in sports themselves, there are other fields relating to essential issues such as medical and welfare, education, engineering and management, etc.

The purpose of this project is to develop cross-disciplinary projects, collaborate with relevant people through discussions and group work, and achieve social implementation. This laboratory mainly focuses on fieldwork for the social implementation of social issues relating to sports and diversity. Laboratory members will be involved in group work and individual research and research activities while belonging to each project.

Project example for this term

1.Planning and operation of a sports event that everyone can enjoy and a research project on sports for the disabled.

2.Diversity and health care promotion, business planning and management projects.

3.Special support school and ICT utilization promotion (assisting technology development) project.

4.Social farm project

5.Others: New projects will be launched during the semester or areas such as "sports", "rehabilitation", "health care", "wellness", "diversity","inclusion", and "social innovation". We also welcome projects proposed by Lab members.

評価方法

出席状況(遅刻・早退含む)、学期中の個人発表(先行研究レビュー、中間報告、最終レポート)、調査・研究活動などの研究プロジェクトの成果・貢献度について総合的に判断をします。成績判定を行う上で、2/3の出席とイベント・プロジェクト実施日への参加は最低要件となります。

Class attendance, class contribution, reports and final presentation. As for the class attendance 2/3 is minimum requirement. Rules will be explained at the first class.

教材・参考文献

相澤 純也 , 塩田 琴美 著,極めに・究める・スポーツリハ (極めに・究める・リハビリテーション) ,丸善出版, 2019

必要に応じて授業内でアナウンスをします。

関連プロジェクト

課題

1.学期中の個人発表(先行研究レビュー、中間報告、最終レポート)

2.調査・研究活動などの研究プロジェクトに関わる進捗・成果発表

3.その他、個人やプロジェクトに課された課題

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

今期のプロジェクトのテーマは継続しながら、研究会の構成メンバーの興味に応じて新しいプロジェクトが立ち上がる予定でいます。

その他・留意事項

1.研究会の時間外に、毎週・チームで活動を行うサブゼミなど時間を設定し、輪読や研究プロジェクトの活動などを行います。プロジェクトメンバーとは、連絡を密にとり活動時間を捻出し個人やグループの成果を高めるようにしてください。

2.進捗状況や学びを深めるために、研究会合宿や「特別研究プロジェクト」を開講する予定でいます。

3.各プロジェクトには、必要に応じて社会人や専門家をゲストスピーカーとして招聘し、学びを深めます(デザイン思考、ファンウンドレイジングや非営利団体の運営に専門知識や実務を行っている方を招聘予定)。

4.自身の研究成果や社会課題に対する提言については、研究会での発表後に学内外のリサーチフォーラムや学会で積極的に発表をすることを期待します。

5.社会情勢の状況により、内容は変更します。

6.担当教員の予定任期は2020年4月-2023年3月となっています。

Outside of the lab's time, we set up a weekly schedule for sub-seminar activities in which teams conduct activities, and take part in reading activities and research projects. Keep in touch with project members to increase their time to work and improve the performance of individuals and groups.

In this laboratory, we plan to hold research meetings and special research projects to deepen progress and learning.

For each project, we invite members of society and experts as guest speakers as needed in order to deepen their learning.

I hope that each research result and proposal regarding social issues will be actively presented in research forums and conferences after being presented in the laboratory.

This faculty contracts with Keio Univeisity SFC is until the fiscal year 2022(March 2023)

授業スケジュール

具体的なスケジュールの詳細は、初めのガイダンス時にアナウンスします。
授業の進め方としては、大枠は下記の内容で進行します。

・ガイダンス

・プロジェクト別グループワークと社会実装

・個人の調査・研究の発表

Details of the specific schedule will be announced at the first guidance.