2020年秋学期 - マクロ経済１ / MACROECONOMICS 1
| C1066 マクロ経済１ MACROECONOMICS 1 |
先端導入科目-総合政策-公共政策 Frontier Courses (Intermediate) - Policy Management - Public Policy 2 単位 |
| 実施形態 | オンライン（SFC教室から） |
| 開催日程 | 秋学期 月曜日１時限 |
| 担当教員 | 矢口 和宏（ヤグチ カズヒロ） |
| 関連科目 | 前提科目（推奨）: C1064 前提科目（関連）: C1067 |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義 |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 |
高校数学の「数Ⅱ」で学習する微分と「数B」で学習する数列 this course is needed a elementary differential calculation and a geometric progression. 特になし None |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | k-yaguchi@u-keiai.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 |
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| 学生が利用する予定機材/ソフト等 |
なし None |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 |
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| 大学院プロジェクトサブメンバー |
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| ゲストスピーカーの人数 | 0 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/08/11 20:36:31 |
科目概要
この授業はマクロ経済学の基礎理論の習得にあてられ、好況・不況、インフレーション・デフレーション、失業など現実の経済事象を経済学的に見る目を養うとともに、さまざまな分野の経済学学習の基礎を身につけることを目的としている。授業でとりあげる具体的な内容は、国民経済計算（新ＳＮＡ）の見方、ＧＤＰ（国内総生産）の決まり方、ＩＳ−ＬＭ分析による財政・金融政策、総需要・総供給分析などである。
This course is devoted to mastering the basic theory of macroeconomics.The contents dealt with in this class are the perspective of SNA, how to decide GDP, fiscal and monetary policy by IS-LM analysis, economic policy of aggregate demand / aggregate supply analysis, and so on.
授業シラバス
主題と目標／授業の手法など
この授業はマクロ経済学の基礎理論の習得にあてられ、好況・不況、インフレーション・デフレーション、失業など現実の経済事象を経済学的に見る目を養うとともに、さまざまな分野の経済学学習の基礎を身につけることを目的としている。マクロ経済で学習する内容は、マスコミ等で数多くの時事的な経済評論が見受けられる。しかし、それらの中には明らかに経済学的な視点にたっていないものが多く、一見まともなことを言っているようであるが、よく考えてみるとおかしな評論も数多い。マクロ経済学を学習することは、時事的な経済評論のおかしさを見ぬけるようになるというメリットもある。
本授業でとりあげる具体的な内容は、国民経済計算（新ＳＮＡ）の見方、ＧＤＰ（国内総生産）の決まり方、ＩＳ−ＬＭ分析による財政・金融政策、総需要・総供給分析などである。経済成長理論、オープンマクロ経済学、マクロ経済学のミクロ的基礎、動学モデルといった内容は、より上位の科目にゆだねられよう。
授業は基礎理論の習得がメインになるので、受講者には一歩、一歩確実に学んでいくという地道な学習姿勢が望まれると同時に、基礎理論の習得という性質上、実際に手で書いて学ぶという姿勢が重要になる。そのため、担当者自らが黒板に書くという作業を行う。
This course is devoted to mastering the basic theory of macroeconomics.The contents dealt with in this class are the perspective of SNA, how to decide GDP, fiscal and monetary policy by IS-LM analysis, aggregate demand / aggregate supply analysis, and so on. Content such as economic growth theory, open macroeconomics, microfoundation of macroeconomics, dynamic model, will be left to higher courses.The lesson is mainly acquisition of basic theory, so a steady learning attitude is desired for students to learn with certainty step by step.
教材・参考文献
特定の教科書は使用しない。参考書は、段階順に以下の３冊をあげる。
・飯田康之・中里透.コンパクト マクロ経済学（第２版）.新世社,2015年,194p
・福田慎一・照山博司.マクロ経済学・入門（第５版）.有斐閣アルマ,2016年,428p
・グレゴリー・マンキュー.マンキューマクロ経済学Ⅰ入門篇（第４版）.東洋経済新報社,533p
提出課題・試験・成績評価の方法など
SFC-SFSを通じて出題する課題の合計点（100％）で評価する
Problem Sets.
履修上の注意
高校数学の「数Ⅱ」で学習する微分と「数B」で学習する数列は使用する
this course is needed a elementary differential calculation and a geometric progression.
授業計画
第1回 マクロ経済学の基礎概念
[Elementary concepts of Ｍacroeconomics]
経済循環、フローとストック
circular flow, flows and stocks.
10月12日：教室で授業を行います。
第2回 国民経済計算（１）
[Sysytem of National Accounts(1)]
ＧＤＰ（国民総生産）、ＧＮＩ（国民総所得）
GDP and GNI.
第3回 国民経済計算（２）
[Sysytem of National Accounts(2)]
ＧＤＰの三面等価の原則
three approach of GDP.
第4回 マクロ経済における需要と供給、短期と長期
[Demand and Supply,Short term and Long term]
成長会計、寄与度
growth accounting,contribution of component.
第5回 財・サービス市場（１）
[Goods market(1)]
消費関数、45度線分析
consumption function,income-expenditure analysis .
第6回 財・サービス市場（２）
[Goods market(2)]
財政政策の乗数効果
multiplier effect of fiscal policy.
第7回 財・サービス市場（３）及び貨幣市場（１）
[Goods market(3) and Monetary market(1)]
財政政策の種類、マネーストックの定義
built-in-stabilizer,definition of money stock.
第8回 貨幣市場（２）
[Monetary market(2)]
ハイパワードマネー、貨幣乗数
monetary base, money multiplier.
第9回 貨幣市場（３）
[Monetary market(2)]
債券価格の理論、貨幣需要
theory of bond price,money demand.
第10回 ＩＳ−ＬＭ分析
[IS-LM Analysis]
ＩＳ曲線とＬＭ曲線による財政・金融政策
fiscal policy and monetary policy.
第11回 総需要・総供給分析（１）
[AD-AS Analysis(1)]
労働市場の均衡
Equilibrium of labor market.
第12回 総需要・総供給分析（２）
[AD-AS Analysis(2)]
総需要曲線と総供給曲線による経済政策
Economic policy using AD-AS analysis.
第13回 ＩＳ−ＬＭ分析（特殊ケース）
[IS-LM Analysis(special case)]
ＩＳ曲線とＬＭ曲線による財政・金融政策（特殊ケース）
fiscal policy and monetary policy,special case.
第14回 フィリップス曲線、インフレ・デフレ
[Phillips Curve,Inflation and Deflation]
フィリップス曲線、自然失業率仮説
Phillips curve,natural rate of unemployment.
第15回 マクロ経済学の演習問題
[Exercises of Macro economics ]
演習問題の解き方について
To solve exercises of macro economics.
15回目に相当するその他の授業計画
演習課題を用意する
To preparere the exercises.