2020年秋学期 - 研究会Ｂ / SEMINAR B
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A1102 研究会Ｂ SEMINAR B |
研究プロジェクト科目 Research Seminars 2 単位 |
ビジュアライゼーションとシミュレーション
Visualization and Simulation
| 開催日程 | 秋学期 火曜日５時限 |
| 担当教員 | 脇田 玲（ワキタ アキラ） |
| 関連科目 |
前提科目（推奨）: C2075,C2077 |
| 授業形態 | 講義、ディスカッション、グループワーク、演習 |
| 履修者制限 | |
| 履修条件 |
C++、Python, Processingなどによる基礎的なプログラミングの知識とスキル。 |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | wakita@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | https://wakita.sfc.keio.ac.jp |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/08 00:28:40 |
研究会概要
目的・内容
:研究会の目的:
コンピュータは高速になりました。皆さんが使っているラップトップPCは、私が学生の頃に数百万円もしたワークステーションよりも高速です。車に例えれば、皆さんは当時のF1マシンに乗っているようなものです。140文字のつぶやきをしたり、いいねボタンを押したり、Wordで文章を書くような行為は、F1マシンでコンビニに買い物に行っているようなものです。
この研究会では、コンピュータは計算する装置であるという原点に立ち返り、物理現象のシミュレーションとビジュアライゼーション、ビッグデータを用いた情報可視化、8Kなどの大規模グラフィクス環境の構築などを研究テーマとします。
このような行為は、世の中の見えないものを見えるようにすることであり、第3の眼を手に入れることでもあります。流体や天体の動き、ウイルスの感染、社会性生物に見られる群衆の動き、世界を照らす光の反射や屈折、そのような自然現象のシミュレーションとビジュアライゼーションを通して、世界をより広く深く見ることを一緒に追求していきましょう。
:研究テーマの例:
- 数値流体力学に基づくシミュレーションとビジュアライゼーション
- 光輸送方程式に基づく光のシミュレーションとビジュアライゼーション
- GLSL等を用いたコンパクトなプログラム(MEGA DEMO)
- 宇宙のシミュレーション
- 人体の可視化
- 情報の可視化、インフォグラフィックス
- 上記を用いたデザインやアート
などなど。
上記に含まれないオリジナルな実践も歓迎します。
:この研究会で得られるスキル:
- プログラミングのスキル（C++、GLSL、OpenGL、openFrameworks、PostScript、など）
- Adobeソフトウェアを用いたデザインスキル（Photoshop、Illustrator、InDesign、など）
- 論文やマニュアルを読む程度の英語力（ACM SIGGRAPH の論文）
- 現場力（脇田の作品展示のお手伝いなど）
:履修者にもとめるスキル、知識、感性:
- 基本的なプログラミングの知識
- 数学の基礎知識
- 最後まであきらめない精神力
- 美しいものへの感性
- ものづくりが好きなこと
:研究会B(1)との違い:
研究会B(1)「アーティストとして生きていく方法」は広い意味でのアート（現代アート、美術批評など）を扱い、考え方、思想、生き方を議論する場になります。研究会B(2)「ビジュアライゼーションとシミュレーション」は脇田の元々の専門であるグラフィックスプログラミングの技術や作品の作り方にフォーカスした場になります。
:卒業後の進路:
アーティスト、起業、大学院進学、Takram、Leading Edge Design、tha、Qosmo、ライゾマティクス、AXIS、コンセント、電通、ぴあ、三菱商事、サイバーエージェント、東急エージェンシー、ソフトバンク、ぐるなび、Yahoo! Japan、DNP、など。
bComputers have become so much faster. Those laptops you are using are much faster than the workstations that cost millions of dollars when I was a student. To use a car analogy, you all drive a Formula 1 car back in the day. Tweeting 140 characters, hitting the "like" button, writing a sentence in MS Word. Such an act is like going to a convenience store in a Formula 1 machine for shopping.
In this research group, we will return to the starting point that computers are computational devices, and our research themes will include simulation and visualization of physical phenomena, information visualization using big data, and the construction of large scale graphics environments such as 8K.
This kind of action is about making the invisible things of the world visible. It's about getting a third eye. The movement of fluids and the universe, the infection of viruses, the movement of crowds in social organisms, the reflection and refraction of light. Through the simulation and visualization of natural phenomena, we should be able to see the world in a broader and deeper way.
評価方法
最終作品、および、研究会での諸活動を通して、総合的に評価します。
教材・参考文献
関連プロジェクト
課題
来期の研究プロジェクトのテーマ予定
その他・留意事項
- ゴリゴリとプログラミングをします。
- 数式も扱います。
- 作品制作や共同研究の現場での作業も発生します。
- 良いものを作るには思想も必要です。もう一つの脇田研(B-1)の研究会も履修することをおすすめします。