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テクノロジーマネジメント論
TECHNOLOGY MANAGEMENT


2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 水曜日5時限
担当教員 村上 恭一:島田 俊夫(ムラカミ キヨウイチ:シマダ トシオ)
関連科目 前提科目(推奨): B6058,C1032,X1026,C1037,B6085,W1007,C2091
開講場所 SFC
授業形態 講義、グループワーク
履修者制限
履修条件

経営関連諸科目

使用言語 日本語
連絡先 kyo1m@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

設置学部・研究科 政策・メディア研究科
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 2
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/08/31 12:18:44

科目概要

 本授業は、テクノロジーマネジメントはテクノロジーマネジメントを支える組織、組織行動と社会との関係で捉えている。
 従来このようなタイトルの講義は、技術経営(MOT:Management of Technology)として技術の視点から、技術が企業の成長戦略にとって極めて重要であるとの認識で扱われる時代があった。次に、技術をイノベーションを起こすために必要かつ有効な手段として位置づける時代があった。しかし現在では、新規技術の社会実装が問題となっている。これは、倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Issues)という時代を経て、RRI(Responsible Research & Innovation)が課題の中心となっている。
 村上担当の講義は数年前からRRIを中心に据えて構成をしている。島田担当の回は主に全体討議やワークショップ形式で行われる。

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

主題は、概要記載の通り、倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal, and Social Issues)という時代を経て、RRI(Responsible Research & Innovation)という経営課題にどう取り組むのかである。
 テクノロジーそのものは、それがどんなにすばらしいものであったとしても、製品化、事業化、産業化されることはない。テクノロジーを形にしていくものが、人であり組織のあり方なのである。
 この講義は講師が一方的に知識を与えるのではなく、学生が考え、意見を述べ、相互に学習する場としたい。
 村上が社会実装面の検討を行い、島田が実装面を考える構成になっている。

<Online講義としての注意点>
ゲスト講師の部分を除いてはOnline講義の基本を踏襲して構成する。つまり、対面講義で行われていたやり方をオンラインに代替させるという手法は用いない。そこで、ツールを前提とはしないので、その時々の内容に応じた配信方法を用う。SFCで毎回どこにアクセスして何を行うのかを支持するのでしっかり読み込んで、受講に備えてください。特に、非同期型アクティブラーニングなどオンライン授業にしかない開講方式を執る回があるのでご注意ください。
<目的>
 この講義は、理由付けや結論付けを急がず、真に創造的な創作をなす力を涵養することを目的としています。つまり、「わかりにくい」講義です。従って、理由や説明を求める人は目的外となります。

教材・参考文献

SFSにて指定します。

提出課題・試験・成績評価の方法など

課題の提出など(40%)クラス貢献(60%) オンライン講義ですので自己主導型学力を重視します。
基本的にオンライン上なので、ほぼ全ての評価対象行動が提出された内容での評価となります。

履修上の注意

村上の回では
非同期型アクティブラーニングなどオンライン授業独特の手法を用います。
運営に関してはSFSで確認をしてください。
ゲスト回を除いて、同期型(90分ライブ)で一方的に講義を聞いている回はない予定です。
非同期型アクティブラーニングなどオンライン授業スタイルについては、体験記事があるので運営方法について参考にしてください(https://note.com/ricksh/n/n4e486daa22b9)
島田の回では、オンライン上のグループワークの予定です。このときは同期接続の予定です。

授業計画

第1回 テクノロジーマネジメントとは

第01回目はテクノロジーマネジメントとはどういう概念なのかを歴史的経緯を踏まえて講義します。
 また、今後の講義の方向性について話し合いたいと思います。

村上


第2回 テクノロジーマネジメントの今日

 STS/ELSI/ELSA/RRIの基本的な考えを体感して考える回にします。SFSで事例資料を提示するのでそれについて考え、IOTが普及していく過程(家庭?)で起きている問題について考えていきます。

村上


第3回 STS ELSI ELSA 情報科学とRRI ―AIを例に―

 テクノロジーマネジメントを考える上で、最先端の概念を巡り討議します。最新技術の登場により企業が求められる倫理に基づく経営は大きく変化してきています。特にこれから先、AIなど新技術により激変が予想されます。
 どのように考えるのか。その手がかりを講義します。

村上


第4回 デジタルアーカイブと個人情報

 個人情報保護と歴史記録としての資料価値を例に考えていきたいと思います。

村上


第5回 【実践研究】個人情報保護の動向

 個人情報保護について、日本の第一人者である栗原様を講義にお迎えしてお話を伺います。
 プライバシー権に関する歴史的背景、データプライバシー保護に関する法的な動き、プライバシー保護法施行以降で始まっている変化、今後のデータプライバシーにおける注目ポイントなどを中心にお話をいただく予定です。

栗原宏平(コラボゲートファウンダー ブロックチェーン CMO )
 学部時代にマーケティングを専攻し、22歳時に議員秘書、大学卒業後楽天株式会社入社.NPOでのイベント運営に携わる。CollaboGate JapanではCMOとして大企業向けのブロックチェーンIDのデータ認証基盤開発を行う。ビジネス、政府領域のブロックチェーン及びビジネス領域でのデータプライバシー専門家として、ユネスコを始め国際学会などで積極的に情報発信を行う。アメリカのワシントンDCを拠点に全世界に展開するNPO法人Government Blockchain Associationの日本代表を兼務。

村上


第6回 【実践研究】ブロックチェーンが創造する社会

 SFC塾員で、ブロックチェーン技術を活用した、プラットフォームの開発や企業向けのワークショップ、共同リサーチなどを国内外で行なっているCollaboGate社の三井 正義 君をゲストにブロックチェーン技術と社会について考える時間にしたいと思います。

三井 正義 君
COLLABOGATE, PTE. LTD. 共同創業者/CEO
京都生まれ、慶應義塾大学理工学部物理情報学科、慶應義塾大学大学院SFCにて自己組織化・自律分 散システムに関する研究に従事。
略歴
・慶應義塾大学大学院SFC 修了
・ビトム株式会社 創業
・ビットマイル株式会社 創業メンバー (2.2億円調達実績)
・コラボゲート株式会社 共同創業

村上


第7回 【実践研究】トゥルー・イノベーション

 SFCの塾員でウェルビーイングイノベーションTonomachi Edge(強化コース)zenschool@Tonomachi主催者の一人でもあり『トゥルー・イノベーション 』の筆者である三木康司君にウエルビーイングイノベーションについて考える会にしたいと思います。

村上


第8回 2020-11-25 「経営」「技術」「イノベーション」

 基礎的なところは講義ですが、大半はグループワークの予定です。 

島田


第9回 2020-12-02 「経営」「技術」「イノベーション」

受講者間のグループワークの予定です。

島田


第10回 2020-12-09 「経営」「技術」「イノベーション」

受講者間のグループワークの予定です。

島田


第11回 2020-12-16 「経営」「技術」「イノベーション」

受講者間のグループワークの予定です。

島田


第12回 テクノロジーマネジメントの今後

 テクノロジーマネジメントの今後について皆さんと議論したいと思います。

村上


第13回 その他

13回、14回、15回の授業分はレポート作成、事前学習で代替するものとします。

村上


第14回 その他

13回、14回、15回の授業分はレポート作成、事前学習で代替するものとします。

村上


第15回 その他

13回、14回、15回の授業分はレポート作成、事前学習で代替するものとします。

村上


15回目に相当するその他の授業計画