C2017
地球システム設計論
THEORY OF EARTH SYSTEM DESIGN
先端開拓科目-環境情報-地球と環境
Frontier Courses (Advanced) - Environmental Information - Earth and Environmental Science
2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 火曜日3時限,火曜日4時限
担当教員 大木 聖子(オオキ サトコ)
関連科目 前提科目(関連): 65150,04140,30060
開講場所 SFC
授業形態 講義、グループワーク、遠隔あり
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数(予定):約 50 人
選抜方法:課題提出による選抜

【課題内容】
下記のフォームから選抜課題に取り組み,SFC-SFSにもエントリーをしてください.

※ リンクからの課題登録をしてもエントリーしたことにはなりません! 必ずSFC-SFSにてエントリーをしてください.



https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDeuQ0V3_Zhv626nVbLq_hFPETPDoHQHi2tl663dG345r2Bg/viewform



(リンクをコピペしてアクセスしてください.)



◯エントリー〆切日時:2020年9月28日(月) 17:00
◯履修許可者発表日時:2020年9月30日(水) 17:00

提出方法はシラバスの記載に従うこと

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 50
Pre-registration screening by submitted an assignment

【ASSIGNMENT】
下記のフォームから選抜課題に取り組み,SFC-SFSにもエントリーをしてください.

※ リンクからの課題登録をしてもエントリーしたことにはなりません! 必ずSFC-SFSにてエントリーをしてください.



https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeDeuQ0V3_Zhv626nVbLq_hFPETPDoHQHi2tl663dG345r2Bg/viewform



(リンクをコピペしてアクセスしてください.)



* Schedule: TBD

履修条件

【履修条件】に書いた通り,主体性を持って参加する人であることが前提.春学期の関連科目を受講していなくてもOK.グループワーク初めての1年生も歓迎.

N/A

講義を聞いてからグループワークで議論を深める,ということを授業中に繰り返します.講義を聞き漏らすことなく,前提を理解した上でグループワークに取り組んでほしいので,画面の向こうでとりあえず聞いてる,というようなスタイルでは授業についていけず,単位も出ません.授業中に小テストを挟んで講義部分が理解できたか確認します.この少テストも評価の対象とします.(繰り返しますが,受け身で聞いているだけだと授業についていけなくなるので,単位は出せません.)

During the class, students listen to the lectures and then deepen their discussion in group work. In-class tests will also be evaluated.

使用言語 日本語
連絡先 soki@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

オンラインで講義が受けられ,グループワークができる環境

N/A

設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 0
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/27 01:51:55

科目概要

科学や技術はこれまで大きな恩恵を私たちにもたらしてきた.その一方で,現在の知見では解くことのできない社会的課題や,科学技術そのものが社会における脅威となっている事例,そもそも科学技術では答えを出すことのできない問いが存在している.21世紀を生き,21世紀を創っていく皆さんに,これらの課題を様々な角度から考えてほしい.どう向き合うのがいいのか,そのためにどのような知識やスキルを身に付ければいいのか,自分ができることは何か.グループワークを通じてこれらを熟考する機会としたい.

It is true that the products of science and its applications are of significance to our lives, but at the same time there are still many social problems which cannot be solved by current science and technology, or they themselves even generate new risks to the society. This lecture course provides you an opportunity to consider how to face these problems.

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

科学や技術はこれまで大きな恩恵を私たちにもたらしてきた.その一方で,現在の知見では解くことのできない社会的課題や,科学技術そのものが社会における脅威となっている事例,そもそも科学技術では答えを出すことのできない問いが存在している.巨大地震などの低頻度大災害や地球環境問題,エネルギー問題,そして新型コロナウイルスによるパンデミックなど身近な未解決の課題を思い浮かべてほしい.21世紀における科学の責務は,これまでより重大であることは言うまでもない.そのような認識を科学者コミュニティは持っているだろうか.政策決定者は科学の限界を直視しているだろうか.一般市民はどのように情報を得て,どのようにそれを受け止めればいいのだろうか.
21世紀を生き,21世紀を創っていく皆さんに,これらの課題を様々な角度から考えてほしい.どう向き合うのがいいのか,そのためにどのような知識やスキルを身に付ければいいのか,自分ができることは何か.グループワークを通じてこれらを熟考する機会としたい.

It is true that the products of science and its applications are of significance to our lives, but at the same time there are still many social problems which cannot be solved by current science and technology, or they themselves even generate new risks to the society. This lecture course provides you an opportunity to consider how to face these problems.

教材・参考文献

『トランス・サイエンスの時代―科学技術と社会をつなぐ』小林 傳司,NTT出版ライブラリーレゾナント
『超巨大地震に迫るー日本列島で何が起きているのかー』大木聖子・纐纈一起,NHK出版新書
『安全。でも、安心できない・・・』中谷内一也,ちくま新書

提出課題・試験・成績評価の方法など

出席日数と授業への参加姿勢,小テストの点数,グループワークへの主体的参加,発表内容,毎回の講義への感想.レポート.

attendance, group work attitudes and presentation, final report.

履修上の注意

4学期制のため2コマ続きの授業となる.基本的に2コマめは毎回,グループワークを行って,全体で共有し,グループごとにまとめを作成して提出する.したがって履修希望者には,講義やグループワークに主体的に参画できること,人の意見も尊重できることを求める.

Participation in lectures and group work voluntarily

授業計画

第1回 イントロダクション
[introduction]

講義全体の流れや今後考えていくテーマについて簡単に説明する.

introduction


第2回 履修選抜課題についての意見交換
[icebreaker]

icebreaker


第3回 科学技術政策のあゆみとサイエンスコミュニケーション #1
[history of science #1]

戦後の日本と欧米の科学の歩みを科学史の観点から概観する

Overview of the history of science in Japan and Europe and the United States after the WWII


第4回 科学技術政策のあゆみとサイエンスコミュニケーション #2
[history of science #2]

グループワークと総合討論を行う.

Groupwork and discussion


第5回 科学の不確実性 Part1 #1
[science communication #1]

科学で問うことができても科学で答えることのできない問題「トランス・サイエンス」について,事例を示しながら概説する.

Overview of trans-science: a question that can be asked by science but cannot be answered by science


第6回 科学の不確実性 Part1 #2
[science communication #2]

グループワークと総合討論

Groupwork and discussion


第7回 科学の不確実性 Part2 #1
[trans science #1]

科学で問うことができても科学で答えることのできない問題「トランス・サイエンス」について,事例を示しながら概説する.

Overview of trans-science: a question that can be asked by science but cannot be answered by science


第8回 科学の不確実性 Part2 #2
[trans science #2]

グループワークと総合討論

Groupwork and discussion


第9回 科学なのか価値なのか #1
[public governance #2]

安全基準なのか,価値基準なのか.

Safety standard or value standard?


第10回 科学なのか価値なのか #2
[public governance #2]

グループワークと総合討論

Groupwork and discussion


第11回 科学の不定性と向き合う #1
[scientific incertitude #1]

「科学の不定性」の概念枠組み/「科学の不定性」と理科教育

Overview of scientific incertitude / science education and scientific incertitude


第12回 科学の不定性と向き合う #2
[presentation]

グループワークと総合討論

Groupwork and discussion


第13回 講義内容を深める
[discussion]

discussion


第14回 講義内容を深める
[discussion]

discussion


第15回 レポート作成
[writing a report]


15回目に相当するその他の授業計画

レポートの提出.

writing a report