A1101
研究会A
SEMINAR A
研究プロジェクト科目
Research Seminars
4 単位

新たなテクノロジーと経験のデザイン
Experience Design in Human Computer Interaction

開催日程 秋学期 火曜日5時限,木曜日5時限
担当教員 中西 泰人(ナカニシ ヤスト)
関連科目 前提科目(推奨): B3104,B4004,B6101,B6136,B6092,B6050,C2075,C2115,C2122
前提科目(関連): C2077,B6139
授業形態 ディスカッション、演習
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 naka@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ http://unitedfield.net/
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/03 08:58:12

研究会概要

目的・内容

本研究会では、センサやカメラ、ロボットやHMDなど、様々な技術を用いた新たな経験をプロトタイピング=試作を重ねながら、HCI(Human Computer Interaction)をベースとする新たな経験のデザインを行います。

中西研の主な研究テーマはWebサイト
http://unitedfield.net/research/
にもあるように、主な研究対象は以下の4つです。

(1)ロボットエクスペリエンス:Robot Experience / Human Robot Interaction

(2)人間拡張システム:Augmented Human / Embodied Interaction

(3)空間的情報システム:Augmented Space / Spatial User Interaction


こうしたシステムを作る中で

・ソフトウェアやハードウェアを作る「スキル」

・人間や空間を拡張するための「知識」

・手を動かしながら考える+考えながら手を動かす「マインド」

を獲得します。

使う技術が絵筆や楽器だとすれば、新しい経験のデザイン:UX (User Experience) デザインは、人の心と体を動かす絵画や音楽のようなものです。 それらを作るのためのスキル・知識・マインドを獲得し、大学でのモードを勉強(誰かが既にやったことを習得する作業)から研究(まだ誰もやっていない事を探求する作業)へとシフトさせていきましょう。

評価方法

研究会への出席および貢献、日々の研究態度、自分で作ったシステムを動かす中間デモおよび最終デモを総合して評価します。

教材・参考文献

関連プロジェクト

課題

下記の内容を8/6(木)までにメールでnaka@sfc.keio.ac.jpに送って下さい。

上記のテーマのうち希望するテーマ 

・それに関連する自分の関心事(800字程度で) 

・最近書いたプログラムのソースコード 

・これまでに自分が撮った中で一番好きな写真 

8月中旬にオンラインで面談を行います。

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

(1)ロボットエクスペリエンス:Robot Experience / Human Robot Interaction

(2)人間拡張システム:Augmented Human / Embodied Interaction

(3)空間的情報システム:Augmented Space / Spatial User Interaction

その他・留意事項

授業スケジュール

今学期の研究会はオンラインで行っていますので、各自の自宅で手を動かしながらアイデア出しやディスカッションを行っています。

研究を行うには、調査・発想・試作・テストを繰り返す必要があり、非常に多くの時間が必要です。 研究会に入ると、授業のない時間も多くの時間を他のメンバー達と一緒に過ごすことになるでしょう。

週に2コマ行われる研究会の時間ではそれぞれ

(1)自分に必要な勉強を進め、そして研究に時間を費やした結果を持ち寄りあったディスカッション

(2)研究会全体に必要な知識を広め深めるための輪読やサブゼミ

を行います。

(1)では、本人のスキルや知識のレベルに応じて、絵や楽器の練習のように「コピー」「カバー」「オリジナル」と研究のレベルをステップアップしていきます。

誰かの心と体を動かすような新しい経験 を一緒に作り上げるべく、学期毎にレベルアップを目指しましょう。

コピー:研究の初心者はすでに行われた研究や誰かが開発したシステムのコピーから始めます。

・関心のあるシステムや研究や開発事例を30個集めるサーベイを行う

・それらをマッピングを繰り返し要素を抽出する

・自身がいちばん興味がある対象を抽象化しその本質を把握する

・その本質を損なわないようコピーしたシステムを構築する

カバー:コピーのステップを十分に行えるようになったらカバーを行います。

・上記のステップを行う

・単なるコピーや完コピを超えて、自分自身の表現や関心を付け加えたシステムやそれを要素としたシステムを構築する、もしくは、コピー対象が持っている問題点を解決するアイデアを出しそれを実現する

オリジナル:オリジナリティを備えたシステムを自分で構築します。

・達成したい目的や自身が興味を持つ要素を備えたシステムのアイデアを出す

・そのアイデアを具体化するシステムを設計し開発する

・システムを動かして自分のアイデアが有効であることをテストし問題を発見する

・その問題をクリアしたシステムを開発し動かす