A1102
研究会B
SEMINAR B
研究プロジェクト科目
Research Seminars
2 単位

言語と思想、言語と芸術
language and art

開催日程 秋学期 金曜日4時限
担当教員 國枝 孝弘(クニエダ タカヒロ)
関連科目
授業形態 ディスカッション
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 kunieda@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ http://kunieda.sfc.keio.ac.jp/seminar2.html
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/04 00:20:28

研究会概要

目的・内容

「芸術はこの私たちの生活世界をどのような新しい相貌のもとで示してくれるか」。研究会の根底にあるのはこの問いです。芸術作品がこの「新しさ」を持ちうる限りにおいて、芸術作品自体の「古さ・新しさ」は問題になりません。芸術は、それに接する人間によってたえず命を吹き込まれる存在です。  芸術作品が、私たちの認識を更新してくれる限りにおいて、芸術は決して私たちが生きているこの世界と切り離されたところに存在することはありません。私たちが当然とみなしているこの世界に、根本的な疑問を投げかける契機となるもの、それが芸術作品です。  この研究会は、芸術と人間と世界の関係のありかたを探究していくことを目的とします。とはいえ、抽象的な言語遊戯や、単なる趣味のおしゃべりでは研究となりません。自らの関心対象を具体的に定め、歴史的、社会的文脈にきちんと置くとともに、作品の細部に至るまで丁寧に分析、考察することが求められます。またその考察の結果を、厳密でありつつも、他者と共有できる平明な言葉を用いて、表現することが、大学という場所では大切になります。    この人間の芸術創造を広く探究していこうと考えている人のための研究会です。

具体的には次のようなアプローチの研究を行う事ができます。

表象論:文学作品や、絵画にこめられている文化的文脈や、作品を創造するにあたっての表現・技法の問題を扱う。 物語論:人間の持つ世界の意味付けという能力を通して、人間の世界認識のあり方を考える。 言語思想論:記号論や、意味論などの枠組みを通して、特に文学テキストを分析する。 芸術論:人間の想像力、精神のあり方を芸術作品を通して探る。 特に時代と切り結ぶ芸術のあり方を考える。

19年秋学期履修学生の卒プロ2の研究テーマは以下の通り ・福島とドキュメンタリー映画 ・不条理演劇と現代 ・LGBTと揺らぎの表現 ・現代アニメ映画におけるシュルレアリスム技法 ・家族の関係性を表象する

研究会は次の二つの活動からなります。

個人研究 共通テーマに基づく輪読 1.は各自の興味のあるテーマを選んでもらい、別記の評価方法にのっとって研究を進めます。2. は共通のテキストを輪読することによって、人文科学の分野における素養を身につけることを目的とします。

評価方法

1)エクスポゼ:自分のテーマについて5分間の発表を行う。なぜそのテーマにしたのか?そのテーマの魅力は何か?どんなことを自分なりに探ってみたいか?

2)中間発表:自分の研究の進捗状況を含め15分から30分程度の発表を行う。研究テーマの定義、そのテーマの背景、自分なりの視点と、その研究を行う意義と展望

3)最終発表:研究タイトル。最終レポートの構成:何章構成か、それぞれの章に何を書くのか、プランを述べる。最終的な到達目標:今回はどこまでを調べ、あるいは考えるか、議論の範囲を画定する。結論の予測:最終的には何が明らかになる可能性があるのか、仮説を述べる。

4)最終レポート:最終発表をレポートという形でまとめる 。

教材・参考文献

関連プロジェクト

課題

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

その他・留意事項

授業スケジュール