2020年秋学期 - 研究会B / SEMINAR B
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A1102 研究会B SEMINAR B |
研究プロジェクト科目 Research Seminars 2 単位 |
日本・アジアにおける企業経営
Japanese and Asian Business
| 開催日程 | 秋学期 木曜日3時限 |
| 担当教員 | 柳町 功(ヤナギマチ イサオ) |
| 関連科目 |
前提科目(推奨): C1036,C1096,C1123 前提科目(関連): C1131,C1137,C1119 |
| 授業形態 | ディスカッション |
| 履修者制限 | |
| 履修条件 | |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | iyanagi@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | false |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/07/06 10:03:24 |
研究会概要
目的・内容
本研究会2は、<日本・アジアにおける企業経営>をテーマとしている。主たる目標は、アジアという地域を、特に企業の経済活動に焦点をあてて分析してみる点にある。この場合の「アジア」とは日本・中国のほか、韓国・台湾などの東アジア、タイ・インドネシアなどの東南アジアをすべて含むものとする。従って大まかな分類としては日本企業、韓国企業、中国企業、華僑・華人企業などが研究の対象になる。
アジアに強大な勢力を誇る中国企業と華僑・華人企業、その広範なネットワークとは異なる文化を持つ日本企業や韓国企業―――これら三種類の企業活動への理解を深めることは、ダイナミックに動くアジア地域を知る上で大きな手がかりとなるだろう。
今までの代表的卒業論文テーマは以下の通りである。
・スポーツマーケティングにおける成長戦略
・中国における日系健康食品企業の発展戦略
・ミャンマー経済の発展と政治要素
・日本エンタメ総合商社の構造的特徴とさらなる発展に向けて
・アジアの視点から見た日本プロ野球業界の収益構造と繁栄への道
・グローバル化粧品メーカー・ロレアルのベトナム市場進出
・日本の対韓国文化外交の展開
・日本アパレルメーカーの中国進出
・ベトナム市場における日本ビールメーカーの戦略展開
・総合商社化を進める豊田通商の成長戦略
・日系自動車メーカーにおけるインド人材の活用
・中国進出日系企業における人材マネジメント経営
・P&Gから学ぶエクセレントカンパニーへの道
・創業者精神への原点回帰とソニー復活に関する考察
・日系食品メーカーのグローバル化とムスリム問題
・日系百貨店・伊勢丹の海外進出
・全日本空輸のマルチブランド戦略
・ルイ・ヴィトンから学ぶブランドマネジメント
・日本国内における格安航空発展の可能性
・鈴木商店・金子直吉の生涯と企業家活動
・上杉鷹山と野中兼山の改革と企業家的側面
・三菱財閥の発展と荘田平五郎
・大倉喜八郎と大倉財閥の発展
・ユニクロのグローバルビジネス
・日本食品メーカーの中国市場進出
・中国における外資企業の人事制度と中国人価値観との相関
・中国国有企業の経営改革と社会主義市場経済
・マハティール首相の統治理念とマレーシアの工業化
・タイ二輪車市場における日系企業の発展
・メコン川流域開発と華人経済圏
・インド財閥の競争力構造
評価方法
毎週の研究会は、基本的には個人研究の発表を中心とする。講義形式は取らない。また学期末前後には、当該学期の総括として、また卒業論文完成のための研究会合宿を実施する。さらに夏休みや春休みを利用し、義塾商学部研究会や韓国・延世大学とのセミナー、企業訪問なども企画する予定である。評価方法としては、毎週の研究会における発表・討論への積極的参加、さらには合宿への取り組みなどを重視する。
教材・参考文献
・『現代韓国を知るための60章』(共著、明石書店、2014年)
・『協働体主義』(共著、慶應義塾大学出版会、2009年)
・『東アジアの企業経営』(共著、ミネルヴァ書房、2009年)
・『東アジア経済研究のフロンティア』(共著、慶應義塾大学出版会、2004年)
・『総合政策学の最先端 Ⅲ』(共著、慶應義塾大学出版会、2003年)
・『企業統治構造の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房、2003年)
・『アジアの企業家』(共著、東洋経済新報社、2003年)
・『韓国学のすべて』(共著、新書館、2002年)
・『韓国経済の解剖 −先進国移行論は正しかったのか−』(共著、文眞堂、2001年)
・『発展途上国のビジネスグループ』(小池賢治・星野妙子編、アジア経済研究所、1993年)
・『発展途上国の企業とグローバリゼーション』(星野妙子編、アジア経済研究所、2002年)
関連プロジェクト
課題
履修条件参照。
来期の研究プロジェクトのテーマ予定
基本的には今学期と同様。
その他・留意事項
十分なディスカッション時間を確保するため、木曜日の3時限と4時限の2コマ分を使用して研究会を実施することがある。
授業スケジュール
【注意】
第1週〜最終週は、基本的にすべてオンラインにて実施。
【第1週】研究会運営方法などを確認する。個人研究テーマの設定、問題意識の明確化を図る。
【第2週】情報検索の方法
【第3週〜】中間発表(1回目)
【第8週〜】中間発表(2回目)
【合宿】最終週の終了後、研究会1・2合同でオンライン合宿を実施する。最終発表(3回目)と学期末レポート作成指導を行う。
また、必要に応じてオンライン⾯談による個⼈指導も随時実施する。