2020年秋学期 - ことばと文化の学習デザイン / DESIGN OF LEARNING ENVIRONMENTS FOR LANGUAGE AND CULTURE
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B6013 ことばと文化の学習デザイン DESIGN OF LEARNING ENVIRONMENTS FOR LANGUAGE AND CULTURE |
基盤科目-共通科目 Fundamental Subjects - Interdisciplinary Subjects 2 単位 |
| 実施形態 | 完全オンライン |
| 開催日程 | 秋学期 金曜日4時限 |
| 担当教員 | 島田 徳子(シマダ ノリコ) |
| 関連科目 | |
| 開講場所 | SFC |
| 授業形態 | 講義、実習・演習、グループワーク |
| 履修者制限 |
履修人数を制限する Only the selected students can take this course. |
| 履修条件 | |
| 使用言語 | 日本語 |
| 連絡先 | nshimada@sfc.keio.ac.jp |
| 授業ホームページ | |
| 同一科目 | |
| 学生が利用する予定機材/ソフト等 |
PC/MS-Word/Power point (Zoomなど) PC/MS-Word/Power point (Zoom etc.) |
| 設置学部・研究科 | 総合政策・環境情報学部 |
| 大学院プロジェクト名 | |
| 大学院プロジェクトサブメンバー | |
| ゲストスピーカーの人数 | 1 |
| 履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 | false |
| 履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 | true |
| GIGAサティフィケート対象 | |
| 最終更新日 | 2020/08/13 10:31:08 |
科目概要
グローバル化が進展する世界の中で、異なる文化背景や価値観を持った人々とともに、仕事をしたり学んだり生活したりする機会が多くなり、言葉によるコミュニケーションの重要性は高まっています。言葉による相互理解のためには、コミュニケーション言語能力(communicative language competence)と、他者の文化を理解し尊重する異文化間能力(intercultural competence)が必要となります。
この授業では、文化や言葉を学ぶ学習環境をデザインする際に、どのような考え方や方法でこれらの能力を育成することができるか、理論研究とワークショップデザインを通して考えられるようになることを目標とします。
*2020年秋学期は、グループでオンラインワークショップを企画・実施します。
The importance of language communication is increasing when globalization goes on and people who has different cultural background and sense of values work, learn and live together. In these days, we have to acquire communicative language competence and intercultural competence in order to understand each other.
The goal of this class is to consider how do we design culture and language learning environment to promote these competencies through theoretical research and workshop design.
*In the fall 2020 semester, online workshops will be planned and implemented by the group.
授業シラバス
主題と目標/授業の手法など
SFC学内の学生を対象とした、日本文化・日本語・異文化コミュニケーション等をテーマにしたオンラインワークショップをデザインし、クラス内で実践します。具体的な内容は、以下のとおりです。
(1)理論研究
テキスト購読を中心にして、文化の学びのゴールとは何か、ワークショップとは何か、またワークショップを実施するためのプロセスについて理解する。
(2)ワークショップデザイン
参加者に気づきや学びの機会を提供できるような内容のワークショップを設計する。
ワークショップ実施のために必要な準備を、グループのメンバーと分担して進めることができる。
ワークショップを実施する。
ワークショップ後、ワークショップの報告を「イベントレポート」としてまとめる。
本授業を通して、どのようなことを学ぶことができたのか、各自振り返りレポートを作成する。
1. Theoretical study and discussion
2. Theoretical research for designing learning environment
3. Workshop design
教材・参考文献
教科書
・山内 祐平,森 玲奈,安斎 勇樹(2013)『ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ』慶應義塾大学出版会
参考文献
・上田信行・中原淳(2013)『プレイフル・ラーニング ワークショップの源流と学びの未来』三省堂
・上田信行(2009)『プレイフル・シンキング 仕事を楽しくする思考法』宣伝会議
・舘野泰一・中原淳編著(2016)『アクティブ トランジション 働くためのウォーミングアップ』三省堂
提出課題・試験・成績評価の方法など
・文献購読課題 (個人課題) 20%
・ワークショップ企画書の作成と発表(個人課題) 30%
・ワークショップデザイン課題 (チーム課題) 30%
・最終レポート (個人課題) 20%
・assignment 20%
・workshop planning & presentation 30%
・workshop design task 30%
・final report 20%
履修上の注意
前半の理論研究では、事前準備として教科書および他の文献を事前に読んだうえで授業に参加していただきます。教科書を手元に準備しておいてください。
前半の授業は、文献を読んでいることを前提に、発表とディスカッションを中心とします。
後半のデザイン課題では、チームでワークショップの企画を行い、クラス内で実際に実践を行います。
授業計画
第1回 オリエンテーション
異文化体験をふりかえり、異文化接触から学ぶための条件について考える。
文化とは何か、コミュニケーションとは何か、本科目におけるスタンスを確認する。
orientation
第2回 理論研究(1) ワークショップと学習
ワークショップとは何か、またそれを支える学習観を理解する。
input and discussion
第3回 理論研究(2) ワークショップを企画する
ワークショップの基本構造(導入→知る活動→創る活動→まとめ)を理解し、ワークショップのラフデザインを行う。
input and discussion
第4回 理論研究(3) ことばや文化をプレイフルに学ぶために必要なこと
異文化コミュニケーションをはばむ三つの障壁(ステレオタイプ、偏見、差別)に関する基本知識を確認し、それらを逓減するための方法についての知識を得る。
input and discussion
第5回 事例研究、ケーススタディ、理論から実践へ
ワークショップ事例の分析を通して、企画実施したいワークショップの内容を検討する。これまでの授業の内容をふまえ、プレイフルな学びのデザインについて、基本的な知識を整理する。(ターゲット、コンセプト、タイムライン、告知文、道具)
case study
第6回 ワークショップデザイン課題(1)
ワークショップ企画書を各自が作成する。(個人課題)
workshop design
第7回 ワークショップデザイン課題(2)
ワークショップ企画書(告知文とちらし)をもとに、企画プレゼンを行い、クラスで実施するワークショップを決定し、チームを結成する。
workshop design
第8回 ワークショップデザイン課題(3)ワークショップ準備①
ワークショップ準備をチームに分かれて進める。
preparation for workshop
第9回 ワークショップデザイン課題(4)ワークショップ準備②
ワークショップ準備をチームに分かれて進める。
preparation for workshop
第10回 ワークショップデザイン課題(5)クラス内ワークショップ実践①
クラス内で、ワークショップ実践を行う。
実践は、ワークショップ担当チーム、参加者チーム、観察評価チームの3つに分かれて行う。
workshop
第11回 ワークショップデザイン課題(6)クラス内ワークショップ実践②
クラス内で、ワークショップ実践を行う。
実践は、ワークショップ担当チーム、参加者チーム、観察評価チームの3つに分かれて行う。
workshop
第12回 ワークショップデザイン課題(7)クラス内ワークショップ実践③
クラス内で、ワークショップ実践を行う。
実践は、ワークショップ担当チーム、参加者チーム、観察評価チームの3つに分かれて行う。
workshop
第13回 ワークショップデザイン課題(8)実施後のまとめ
イベントレポートの作成と、実践の振り返りを行う。
workshop reflection, rap up
第14回 リフレクション、最終レポート提出
reflection, final report
第15回 全体まとめ
15回目に相当するその他の授業計画
* まとめ、振り返り、最終レポート提出
reflection, final report