B6026
ネットワークコミュニケーション実践
NETWORK COMMUNICATION: INTRODUCTION AND PRACTICE
創造実践科目
Creative Courses (Practice)
2 単位
実施形態 オンキャンパス
開催日程 秋学期 水曜日2時限
担当教員 田中 美乃里(タナカ ミノリ)
関連科目
開講場所 SFC
授業形態 講義、実習・演習、グループワーク
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数(予定):約 50 人
選抜方法:システムによる選抜(抽選)

◯エントリー〆切日時:2020年9月28日(月) 17:00
◯履修許可者発表日時:2020年9月30日(水) 17:00

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 50
Automatic Screening (Lottery)

* Schedule: TBD

履修条件

使用言語 日本語
連絡先 queen@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 1
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/08/26 18:22:43

科目概要

多様化するインターネットを介したコミュニケーションツールについて、それぞれの特性や適性について学びながら、それらのネットコミュニティの活用方法を模索する。ソーシャルネットワーキングシステム(SNS)、twitter、facebook、Instagram、電子会議室、その他の様々なネットワーコミュニケーションツールを用いて、問題意識や興味関心を喚起させ、人とつながることや、人とのコミュニケーションや摩擦を経て変化することを体験しながら、最終的に何らかの社会的価値を生み出すプロセスを実践していく。
この授業では、特に地域社会におけるネットワークコミュニケーションにフォーカスし、情報化社会の中にある地域活性や地域の課題解決のヒントを探る。

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

本講義では、人が情報の受発信をし、他者とのつながりをもちながら、社会に価値を生み出していくこと及びその過程をネットワークコミュニケーションとする。地域社会におけるネットワークコミュニケーションにフォーカスし、情報化社会の中にある地域活性や地域の課題解決のヒントを探るとともに、各自が関心のあるテーマについてネットワークコミュニティを企画、開設し、体験的にネットワークコミュニケーションスキルを学ぶ。

*ネットワークコミュニティを企画、運用するグループワークを実施します。
*自分のグループのネットワークコミュニティだけではなく、授業で開設される他のコミュニティへも積極的に参加できる学生を歓迎します。

教材・参考文献

<教材>
授業内で配布するレジュメを使用
<参考文献>
・金子郁容・藤沢市市民電子会議室運営委員会 「eデモクラシーへの挑戦 藤沢市市民電子会議室の歩み」 岩波書店
・金安岩男・長坂俊成・新開伊知郎「電子市民会議室のガイドライン 参加と協働の新しいかたち」 学陽書房
・松本恭幸 「市民メディアの挑戦」 リベルタ出版

ほか随時紹介

提出課題・試験・成績評価の方法など

授業時のミニレポート(3回)…15%
ネットコミュニティへの参加(頻度及び内容による加点)…25%
中間レポート…30%
最終レポート…30%

履修上の注意

授業計画

第1回 オリエンテーション

授業の全体概要について説明するほか、ネットワークコミュニケーションツールの変遷とツールの比較、情報リテラシーとインターネットコミュニティ上でのふるまいなどについて学びます。


第2回 ネットワークコミュニケーションの基礎 <講義・作業>

情報の表現方法や情報の引き出し方について体験的に学びながら、人の興味関心を喚起できるような伝達のあり方を身につけていきます。
・プチワークショップ(ヒーローインタビュー)


第3回 コミュニティとは何か

オンライン・オフラインを問わず、“コミュニティ”とは何かということについて、さまざまな観点から学びます。特に地域コミュニティの変遷や、コミュニティのもつ力への期待について学びます。


第4回 ネットワーク論

人のもつつながりについての研究や、社会的ネットワーク論について、既存概念を紹介します。


第5回 ネットワークコミュニティと地域(1)

自治体におけるネットワークコミュニティの活用事例を紹介します。
【課題】国内の基礎自治体におけるネットワークコミュニティの活用事例の功績と課題


第6回 ネットワークコミュニティと地域(2)

SFCのお膝元、神奈川県藤沢市の市民電子会議室の取り組みについて学び、市政提言システムと地域におけるネットコミュニティの形成のあり方を考えます。


第7回 ネットワークコミュニティと地域(3)

<ゲストスピーカーによる事例紹介(予定)>
自治体におけるネットワークコミュニティの現実について、実践者を招きお話をうかがいます。


第8回 ネットワークコミュニティと地域(4)

国内の活用事例の功績と課題について、提出課題への講評を行います。


第9回 企画と実践(1)

ネットワークコミュニティを設計します。目的、使用するツール、ローカルルール、進め方、役割分担、クロージングなど、ネットワークコミュニティの実践に必要な運営の枠組みを検討します。


第10回 企画と実践(2)

設計したネットワークコミュニティについて、各グループがプレゼンテーションし、質疑応答を経て運営方法をブラッシュアップします。同時にコミュニティの意義や魅力をアピールし、参加を募ります。


第11回 企画と実践(3)

ネットワークコミュニティの運営について、問題点や課題を出し合い、発展させるための方策を議論します。


第12回 企画と実践(4)

ネットワークコミュニティの運営について、問題点や課題を出し合い、発展させるための方策を議論します。


第13回 “ネットワーク”の意義

<ゲストスピーカーによる事例紹介(予定)>
人と人とのつながりがもたらす力や、生み出している社会的意義について、実際にネットワークを作り活用している実践者をゲストスピーカーに招き、その取り組み事例から学びます。


第14回 企画と実践(5)

グループごとに企画したネットワークコミュニティを運営したり、参加したりすることで実践から学びます。


第15回 総括

グループワークの成果を発表し、相互評価を行います。 講義と並行して実施してきたネットワークコミュニティへの参加や、講義全体を振り返ります。


15回目に相当するその他の授業計画

* 総括2* グループワークの成果を発表し、相互評価を行います。

講義と並行して実施してきたネットワークコミュニティへの参加や、講義全体を振り返ります。