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社会イノベーションとデザイン
DESIGN FOR SOCIAL INNOVATION


2 単位
実施形態 オンライン(SFC教室から)
開催日程 秋学期 火曜日6時限,火曜日7時限
担当教員 神成 淳司(シンジヨウ アツシ)
関連科目
開講場所 三田東宝ビル
授業形態 講義、実習・演習、グループワーク
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 kaminari@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

iPad, iPhone, Android端末のいずれか。(MESHソフトの利用環境として)、USB充電器、USB充電ケーブル

設置学部・研究科 政策・メディア研究科
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 0
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GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/18 11:21:38

科目概要

コンピュータは、我々の創造性を高め、社会への実装を後押しする重要な鍵となる一方で、どのようにコンピュータを使う事が適切かを考える機会は不足しています。
- どのように、現実世界とコンピュータとをつなぐことが適切なのでしょうか?
- 私たち一人ひとりがやりたいことを、コンピュータに適切に伝えるためには、どのようにすれば良いのでしょうか?

社会の中で自分たちのやりたいことを具現化する際に、既存のアプリケーションに振り回されてはいませんか? 自分たちがやりたいことを適切にデザインするために、どのようにコンピュータを使うべきなのでしょうか?

複数の事例研究に基づき、自分たちが考えてきたイノベーションを具現化する際のコンピュータの在り方について検討していきます。プログラム環境としては、Sonyが開発した、「MESH」を使用します。
なお、プログラミングの基礎知識は必要ありません。

授業シラバス

主題と目標/授業の手法など

コンピュータは、我々の創造性を高め、社会への実装を後押しする重要な鍵となる一方で、どのようにコンピュータを使う事が適切かを考える機会は不足しています。
- どのように、現実世界とコンピュータとをつなぐことが適切なのでしょうか?
- 私たち一人ひとりがやりたいことを、コンピュータに適切に伝えるためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
社会の中で自分たちのやりたいことを具現化する際に、既存のアプリケーションに振り回されてはいませんか? 自分たちがやりたいことを適切にデザインするために、どのようにコンピュータを使うべきなのでしょうか?
複数の事例研究に基づき、自分たちが考えてきたイノベーションを具現化する際のコンピュータの在り方について検討していきます。

教材・参考文献

[http://meshprj.com/jp/|MESH]

提出課題・試験・成績評価の方法など

試験は実施しません。授業時間内に実施していただいた発表(30%)、最終レポート(40%)、出席(30%)により成績評価を実施します。

履修上の注意

プログラミングの知識は不要です(授業時間内に特定のプログラミング言語の習得をするものではありません)。
授業は基本的にリモートで実施しますが、MESHを用いた組み立てやデバイスの利用、グループワークを実施していただきます。グループワークでは、グループ毎に機材を割り当て、それを用いたデバイス開発を実施していただきます。
そのため、必要に応じ、グループ内で集まっていただくか、機材の受け渡しなどをしていただく必要があります。
サポートのため、学期間、必要に応じて、教員が三田東宝ビルで対応する予定です(具体的なスケジュールは履修者と相談の上、決定しますが、第1回から第4回は、オンライン開講します。この間に、そのあとのスケジュールを調整します)

授業計画

第1回 授業概要

本講義の狙い、授業の進め方等 についてガイダンスを実施します。オンラインで実施します。


第2回 I/Oとは何か

コンピュータと実世界を結ぶ仕組みとはどのようなものなのか。その仕組みについて考えます。オンラインで実施します。


第3回 動かしてみよう(Input)-1

実世界からコンピュータへ情報を取り組む仕組みについて実習します。オンラインで実施します。


第4回 動かしてみよう(Input)-2

前回に引き続き、コンピュータへ情報を取り組む仕組みについて学びます。オンラインで実施します


第5回 動かしてみよう(Output)-1

コンピュータから実世界へと情報を出力する、あるいはコンピュータを介して実世界に影響を与える仕組みについて学びます。


第6回 動かしてみよう(Output)-2

前回の内容を踏まえ、コンピュータから実世界へと情報を出力する、あるいはコンピュータを介して実世界に影響を与える仕組みについて実習します。


第7回 データ処理(アルゴリズム)-1

実世界で実用化されている、コンピュータから実世界へと情報を出力する、あるいはコンピュータを介して実世界に影響を与える仕組みを題材に、どのような仕組みが望ましいのか、それがどのように難しいのかを議論します。


第8回 データ処理(アルゴリズム)-2

引き続き、複数の事例を題材に、データ処理について検討していきます。


第9回 システム仕様の検討

履修者個々人が構築したいシステムの仕様を検討します。
授業内で学んできた考え方に基づき整理し、その実現性についても検討します


第10回 システム設計

前週に取りまとめた仕様に基づき、具体的なシステム設計に取り組みます。
多様なInterface, Sensor Deviceの中から目的に即して適切なものを選択し、それらの実装可能性を比較検討していきます。


第11回 システム構築(1)

MESHを用いて、前回設計したシステムの構築を行います。必要に応じ、モータ等を用いて実世界で稼動するデバイスの構築も行います。


第12回 システム構築(2)

前回に引き続き、システムを構築します。


第13回 システム実装・テスティング(1)

前回で構築したシステムを試験環境を用いて試験稼動を行い、稼働状況を踏まえシステムの見直し等を実施します


第14回 システム実装・テスティング(2)

前回の見直しを踏まえ、システム全体の再検討を行い、発表に向けた最終的なシステム構築を行います。また、異なる環境でのテストも実施することで、システムの冗長性についても検討します。


第15回 最終発表・ディスカッション

履修者一人ひとりが設計したシステムについて発表頂くと共に、その効果や社会実装に際し想定される課題について検討します。


15回目に相当するその他の授業計画

フィールドワーク:現実世界で実際に稼働しているシステムを対象に、その仕組みの利活用が期待されるフィールドについて調査し、どのようなイノベーションを起こす可能性があるかを検討します。