C1077
知的財産権論
INTELLECTUAL PROPERTY SYSTEM 		先端開拓科目-総合政策-公共政策
Frontier Courses (Advanced) - Policy Management - Public Policy
2 単位
実施形態 完全オンライン
開催日程 秋学期 火曜日１時限
担当教員 齊藤 邦史（サイトウ クニフミ）
関連科目 前提科目（関連）: C1061,C1062,C1154,C1153
開講場所 SFC
授業形態 講義、実習・演習
履修者制限

履修人数を制限する

受入学生数（予定）：約 200 人
選抜方法：課題提出による選抜

【課題内容】
あなたにとって「知的財産」とは何ですか。この科目の履修を希望する理由にも触れながら，簡潔に説明してください。なお，選抜後の追加履修許可は一切対応しません。

◯エントリー〆切日時：2020年9月28日（月） 17:00
◯履修許可者発表日時：2020年9月30日（水） 17:00

◯テキスト入力

Only the selected students can take this course.

Number of students in the class (scheduled) : About 200
Pre-registration screening by submitted an assignment

【ASSIGNMENT】
あなたにとって「知的財産」とは何ですか。この科目の履修を希望する理由にも触れながら，簡潔に説明してください。なお，選抜後の追加履修許可は一切対応しません。

* Schedule: TBD
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 kuni@keio.jp
授業ホームページ
同一科目

学生が利用する予定機材/ソフト等

オンライン・データベース「有斐閣Vpass」の参照を求めます。
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数 0
履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 true
履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 false
GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/20 18:31:56

科目概要

知的財産法による保護の対象としては，著作物（表現），発明（アイデア），意匠（デザイン），商標（マーク）等が挙げられます。これらはいずれも，「情報」の利用に排他的な権利を付与する制度として理解することができます。

この科目では，各領域における知的財産権の機能を概観します。

This course is for investigating the structure of Japanese intellectual property laws such as copyright law, patent law and trademark law.

授業シラバス

主題と目標／授業の手法など

知的財産権は，なぜ法的に保護されているのでしょうか。この科目では，各種の知的財産権を定める法律について，社会的・経済的な存在意義を確認しつつ，体系的な理解を深めることを目標とします。

担当者は，企業法務を中心に弁護士としての実務経験があり，事例研究を交えて知的財産法上の論点を解説します。

オンデマンド教材による予習と双方向の演習（ディスカッション）を併用する予定です。単位の取得には相応の意欲が必要となります。

教材・参考文献

【教科書】平嶋竜太・宮脇正晴・蘆立順美『入門 知的財産法 第2版』（有斐閣、2020年）
【参考書：オンラインデータベース「有斐閣Vpass」で参照可能】『著作権判例百選 第6版』（有斐閣、2019年）、『特許判例百選 第5版』（有斐閣、2019年）、『商標・意匠・不正競争判例百選 第2版』（有斐閣、2020年）

提出課題・試験・成績評価の方法など

平常点（毎回の課題）と期末レポートにより評価します。平常点と期末レポートの配点比率は概ね５：５程度を予定していますが、履修者数等を考慮して調整します。

履修上の注意

授業計画

第1回 はじめに
[Introduction]

・知的財産とは何か
・知的財産保護の目的
・主要な知的財産法

第2回 著作権法 (1)
[Copyright (1)]

・著作権法の目的
・著作物とは何か
・著作物の種類

第3回 著作権法 (2)
[Copyright (2)]

・著作者
・職務著作

第4回 著作権法 (3)
[Copyright (3)]

・各支分権の内容
・二次的著作物
・侵害とみなされる行為

第5回 著作権法 (4)
[Copyright (4)]

・著作権の制限
・保護期間

第6回 著作権法 (5)
[Copyright (5)]

・著作者人格権
・著作者の死後の人格的利益の保護

第7回 著作権法 (6)
[Copyright (6)]

・権利侵害と救済

第8回 著作権法 (7)
[Copyright (7)]

・著作権の譲渡
・著作権のライセンス
・権利の集中管理

第9回 特許法 (1)
[Patent (1)]

・特許権の効力
・特許権の存続期間
・特許権を取得するための手続

第10回 特許法 (2)
[Patent (2)]

・特許権の侵害とは
・間接侵害
・特許権侵害に対する法的救済

第11回 商標法
[Trademark]

・商標法の目的
・商標登録の要件
・類似

第12回 不正競争防止法
[Unfair Competition]

・周知商品等表示行動行為
・著名商品等表示冒用行為
・商品形態のデッドコピー
・営業秘密の不正利用

第13回 事例研究（創作法）
[Case Study (1)]

・著作権判例研究
・特許権判例研究

第14回 事例研究（標識法）
[Case Study (2)]

・商標法判例研究
・不正競争防止法判例研究

第15回 まとめ
[Conclusion]

全体総括

15回目に相当するその他の授業計画

課題・レポート