A1101
研究会Ａ
SEMINAR A 		研究プロジェクト科目
Research Seminars
4 単位

コーチングとライフスキル
Coaching and life skills

開催日程 秋学期 木曜日３時限,木曜日４時限
担当教員 東海林 祐子（トウカイリン ユウコ）
関連科目 前提科目（推奨）: C2024
授業形態 講義、ディスカッション、グループワーク、演習
履修者制限
履修条件

使用言語 日本語
連絡先 yukon@sfc.keio.ac.jp
授業ホームページ 慶應義塾大学東海林研究会-コーチング＆ライフスキル-（Face Book）
設置学部・研究科 総合政策・環境情報学部
大学院プロジェクト名

大学院プロジェクトサブメンバー

ゲストスピーカーの人数
履修選抜・課題タイプ=テキスト登録可 false
履修選抜・選抜課題タイプ=ファイル登録可 false
GIGAサティフィケート対象
最終更新日 2020/07/04 06:24:31

研究会概要

目的・内容

本研究会では主にスポーツにおけるパフォーマンスの向上や勝利という目標に向けて、どのような人間関係がふさわしいのか、そうした心理面に着目して進めていきます。 スポーツは勝利を目指す面と同時に人間力も育成できる面があります。パフォーマンスの向上や勝利のためには、人間力の育成が欠かせませんが、選手の心理面やコーチ自身のコーチングの際の心理的葛藤(ジレンマ)は目に見えづらく、その成果や反応も選手によって違うために非常に扱いづらい特徴を持ちます。本研究会では、そうした見えづらい心理面を解決するためにゲーム理論「囚人のジレンマ」のモデルを援用して解決する理論を学びます。 次に理論を習得したうえで、望ましい人間関係を導くためのメソッドとしてライフスキルという考え方を学び実践していきます。 スポーツの場面におけるコーチングがベースとなりますが、スポーツの場面に限らず、人間関係を良好に保つ、さらには改善していくために必要なスキルについて学び、実践していきます。 本研究会では、学生の皆さんが実際にフィールドを持ち、オリジナルのメソッドを開発して導入して検証を重ねていきます。それについて研究会内で発表し議論していきます。 学生の皆さんは目的を持って積極的に活動していくことが求められます。 履修希望の学生は次のいずれかの研究テーマで進めていきます。
(1)スポーツ場面における選手間、選手とコーチ間のジレンマとその解決モデル
(2)パフォーマンス向上のためのコンディショニング
(3)やる気にさせるモチベーションプログラム・心をつくるライフスキルプログラムの作成
(4)女性スポーツ・LGBTIQとスポーツ
(5)障害者スポーツ
(6)パフォーマンスを発揮する組織づくり　
(7)その他（要相談）

From the psychological perspective, this course will explore how to establish better relationships among athletes for the sake of performance-enhancing and seeking the victories. Sports enable people not only to motivate gaining the victories, but also to bring up their own humanities. It is crucial for coaches to improve players’ humanities in order to help them develop their skills and win the games. However, each one has different level of skills and the own point of views as well, it is difficult to comprehend how they feel about the coaching methods completely. As a result, the invisible emotional conflicts tend to be proceeded. For seeking better solutions of above psychological issue, this course provides the students the knowledge of the game theory: called ‘Prisoners’ Dilemma’. Furthermore,　based on the acquired knowledge, students will learn the methods for making better relationships and the way of thinking called ‘life skill’, and put them into practice. The students will acquire the communication strategies primarily focusing upon sports coaching and be able to apply these skills to various situations to sustain good human relationships with others. This course requests the students to have your own fields of studying and develop your original methods. Moreover, you need to examine its meaning and validity continuously. Class members are required to be active learners and participants having definite purpose. There are six themes that you can choose;(1) Study of conflicts among players / between players and coaches on sporting activities (2) Study on sports conditioning (3) Programing for cultivating self-motivateed players or Life skill programing for developing mental force based on own experiences (4) Study on women’s sports/LGBTIQ (5) Study on disabled sports (6) Others (further discussion needed)

評価方法

授業に対する積極的な発言と意欲、フィールドワークでの検証と発表などを総合的に判断して評価していきます。さらに輪読などの宿題などの提出物も評価に含まれます。

Students will be evaluated by the positive attitude toward each class and the activities such as the vilification and presentation of your fieldworks. In addition, it will be necessary for the students to complete assigned topic readings and other assignments.

教材・参考文献

東海林祐子（2011）スポーツコミュニケーション，ブックハウスHD
東海林祐子（2013）コーチングのジレンマ，ブックハウスHD

関連プロジェクト

●学生コーチ・新米コーチのコーチングのジレンマ
●株式会社ユーフォリアとのコンディショニングアプリOne Tapの活用とライフスキル
●株式会社e-3　サカイクキャンプ・ヤキュイクキャンプに関する人材育成
●日本スポーツ競技団体アンダーカテゴリーを対象としたアスリートのためのライフスキルプログラム教材作成
●A-sports（毎日広告社）プロジェクト
●アスレティックデパートメント（筑波大学男子ハンドボール部）ライフスキルプログラム事業
●女性アスリート支援事業ママアスリート支援（JISS）
●湘南台地域活性化事業
●キッズパフォーマンスプロジェクト（コーチ育成・SDMとの共同プロジェクト）

課題

グループ研究と個人研究とがあり、それぞれの目標に応じて課題がでます

Assignments will be provided every time.

来期の研究プロジェクトのテーマ予定

同じテーマで予定

その他・留意事項

授業スケジュール

研究会では次の３つを柱に進めていきます。
序盤：研究会の進め方、ライフスキルとコーチングのジレンマに関する講義
中盤：個人もしくはグループ研究の調査
終盤：個人もしくはグループ研究の活動の結果と効果に関する発表と議論

現在、次のグループで教材を作成しています。
・学生コーチ・新米コーチのコーチングのジレンマ（特プロ）
・株式会社ユーフォリアとのコンディショニングアプリOne Tapの活用とライフスキル（共同研究/特プロ）
・株式会社e-3　サカイクキャンプ・ヤキュイクキャンプに関する人材育成支援（共同研究）
・トップアスリートのライフスキルとキャリア支援環境の調査（大学院生）
・マインドフルネス教材開発（大学院生）
・女性アスリートの出産後支援
・スポーツ指導者のためのコーチングスタート教材作成 （コミュニケーション、コンディショニング、メンタルなど）
・選手間コミュニケーションの改善と向上のためのプログラム作成と実践
・障害者スポーツの普及と実践

Class Schedule
First phase: Guidance and lectures on life skill and coaching dilemma Second phase: Investigation of foothold for research (Individual/Group project) Third phase: Presentation and discussion about the result and efficiency on each research (Individual/Group project)